5月8日(木)に園田競馬場にて、第2回西日本クラシック(3歳・1870メートル・16時10分発走予定)が行われます。西日本交流の一戦で、第1回の昨年は高知のシンメデージーが快勝して、続く東京ダービーJpnIの4着につなげましたが、今年の遠征馬は笠松からの1頭だけ。兵庫で6戦6勝のオケマルも不在というメンバーならば、出走する12頭にとっては初の重賞制覇が狙える一戦といえます。
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過去の傾向
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昨年のこのレースを振り返る。単勝1番人気はデビューから4連勝で菊水賞を制したオーシンロクゼロ。2番人気も無敗馬で高知のシンメデージーだったが、初の遠征で馬体重マイナス17キロで登場。しかしレースは3番手追走から2周目の4コーナーで先頭に立ったシンメデージーが完勝。2番手を進んだオーシンロクゼロが3馬身半差の2着で、さらに3馬身差でのちに兵庫優駿を勝つマルカイグアスが3着に入った。
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出走馬短評
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ジーニアスレノン 初出走戦を勝ったが、スタートひと息でその後は善戦止まりの成績。今年は兵庫若駒賞で2着、菊水賞で3着だが、着差を見ると強調しにくい。
ピコブルー JRAで2戦して、年明けの兵庫移籍後は4戦2勝、2着2回。今回は一気に相手が上がるが、素質的に通用しても驚けない。
スターサンドビーチ 笠松からの遠征馬。転入後3連勝で臨んだネクストスター笠松7着から苦戦が続いたが、前走で久々の勝利。今回も早めに動けばチャンスがある。
レイヤー JRAでは2戦とも大敗したが、兵庫では移籍2戦目に勝利を挙げて、最近5戦はすべて連対。今回も先行しての粘り込みに警戒が必要だ。
キミノハート 9月の兵庫ジュベナイルカップで2着に入り、前走は1700メートルで逃げ切り勝ち。重賞でも逃げ粘りを狙いたいところだろう。
ラズライトタッカー 初出走戦が唯一の勝利だが、園田ジュニアカップと兵庫ユースカップで3着と善戦。ここでも相手なりに動ける可能性は十分だ。
ドリタル 前走の菊水賞は3から4コーナーで後退したが、園田ジュニアカップで3着に粘った実績には注意。ひと押し不足は否めないが、残り目に警戒する手は考えられる。
アマノハバキリ 初勝利まで6戦を要したが、最近4戦はすべて3着以内と上昇ムード。ただ、2勝はともに逃げ切りだけに、今回も展開がカギとなる。
フセノオーロラ スタートは課題でも、差し脚を長く使えるタイプ。重賞では2回とも5着だが、展開ひとつで上位に食い込む可能性は秘めている。
そのほか、チョッパスニー、アタリマエ、イザグリーンライトが出走する。
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レースの狙い
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逃げ先行タイプが多いメンバー構成なら、スターサンドビーチが展開的に恵まれそう。上昇の勢いを加味してピコブルーを対抗に推す。ラズライトタッカーは詰めひと息のタイプでも、相手なりに動けそうで3番手にマーク。善戦傾向があるレイヤーも警戒しておく。差し脚があるフセノオーロラにも要注意。
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