重賞レース直前情報 |
5月5日(祝・月)に船橋競馬場で、第37回かしわ記念JpnI(4歳以上・1600メートル・20時05分発走予定)が行われます。JRAからはタガノビューティー、ウィリアムバローズ、シャマル、コスタノヴァ、ポタジェ、ロードフォンスが出走。地方他地区からの出走はなく、地元南関東勢はキタノヴィジョン(大井)ら4頭が迎え撃ちます。10頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年の3着以内馬15頭中14頭はJRAで、うち9頭の前走がフェブラリーステークスGI。20年は3着以内を独占するなど、同レース組が毎年1頭は馬券に絡んでいる。ただ、昨年はフェブラリーステークスGIの覇者ペプチドナイルが3着に敗れ、4着だったタガノビューティーが2着と好走するなど、着順が入れ替わるケースが頻繁に見られる。一方で別路線組にも勝機があり、21年1着カジノフォンテン(船橋)は京成盃グランドマイラーズで勝利。昨年は黒船賞JpnIII・1着から挑んだシャマルが、ここでも逃げ切りを果たしてJpnI初制覇を飾った。前走船橋で勝利している馬はもちろん、他場でも前走1着の好調馬が勝ちやすい。
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JRA所属馬短評
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タガノビューティーは23年と昨年のかしわ記念JpnIでともに2着と好走。昨年の佐賀・JBCスプリントでJpnI初制覇を飾っているように、地方の小回りコースがベストだ。今年の根岸ステークスGIIIは落馬競走中止、前走フェブラリーステークスGIは8着だが、巻き返しがあってもおかしくはない。
ウィリアムバローズは昨年のかしわ記念JpnIが2番人気で6着と結果・内容ともに良くなかった。マイル戦は少し忙しい印象で、どこまでやれるか。
シャマルは昨年、黒船賞JpnIII→かしわ記念JpnIと逃げ切って連勝を飾った。今年も前走黒船賞JpnIIIを4馬身差で逃げ切り、非常にいいかたちで本競走に挑める。馬場が渋った方が信頼度は高まるが、良馬場でも先手を奪うことができれば力を発揮できそうだ。
コスタノヴァは盛岡のクラスターカップJpnIIIで6着と敗れた後、根岸ステークスGIII→フェブラリーステークスGIと連勝を飾った。左回りが得意というよりも東京がベストというタイプだろう。したがって、今回はコース替わりが鍵。マイル戦なので3走前のようなことはないかもしれないが、走ってみないとわからない。
ポタジェはダートでは厳しそう。
ロードフォンスは2走前の根岸ステークスGIIIはコスタノヴァに4馬身離された2着。前走かきつばた記念JpnIIIで接戦を制し、重賞初制覇を飾った。コスタノヴァと同じくロードカナロア産駒なので、速い時計が出る中央の馬場の方が向いていそうだが、ここでどれだけやれるか楽しみだ。
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地方所属馬短評
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キタノヴィジョン(大井)は元JRA馬。中山ダート1800メートル巧者というイメージだったが、3走前のマイルチャンピオンシップ南部杯JpnIで3着と好走した。近2走は度外視して、見直してみたい。
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予想のポイント
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今年のフェブラリーステークスGIを快勝したコスタノヴァだが、いかにも東京向きで船橋に替わるのはマイナスになりそう。このレースで実績があるシャマルやタガノビューティーを中心に考えてみたい。
※船橋競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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