5月5日(祝・月)に園田競馬場にて、第61回兵庫大賞典(4歳以上・1400メートル・16時15分発走予定)が行われます。今年の目玉はなんといってもイグナイターの参戦。園田・姫路のレースに出走するのは23年9月15日の園田チャレンジカップ以来で、ここからダートグレード戦線に向けて、いいスタートを切りたいところでしょう。ただ、海外遠征の影響は心配。その点に注意する必要があるのかもしえません。
------------------------------
過去の傾向
------------------------------
1870メートルで実施されていた23年以前を含む、過去5年の結果をみていく。勝ち馬はすべて単勝1番人気。23年は8番人気が2着に入ったが、それ以外の年は2から3番人気が2着に入っている。前走が重賞で3から5着だった馬が1頭だけ連対している。なお、1400メートルで実施された昨年は、1→2→7番人気の順。上位3頭は2走前が2着以内という点が共通していた。
------------------------------
出走馬短評
------------------------------
サンライズラポール JRAのダートで4勝したが、21年11月以降は未勝利。23年の7月の兵庫移籍後も善戦止まりだが、相手なりに動ける点には警戒が必要だ。
キングレジェンド 北海道から兵庫、北海道、南関東と移り、23年秋以降は兵庫所属で9勝をマーク。ただ、兵庫での勝利はすべて1500メートル以上という点は気にかかる。
オマツリオトコ 兵庫移籍後は2戦とも善戦止まりとなっているが、JRA所属時に兵庫ジュニアグランプリJpnIIを勝利し、ダートグレードで3連対の実績は上位といえる。
エコロクラージュ 3歳2月のデビューから大崩れが少ない成績で、近4戦はダートグレード以外の重賞で好成績。ここでも引き続き善戦以上が可能だろう。
ドンカポノ JRAのダートで3勝し、昨春から兵庫所属。昨年のこのレースの2着馬で、園田1400メートルでは6戦して連対率100%の実績なら、今回も崩れるシーンは考えにくい。
イグナイター ダートグレードを4勝した実績は断然で、今回の心配点は海外遠征の影響くらいといえそう。地元馬限定の定量戦なら、負けられないところだろう。
サイレンスタイム JRA時にダートで2勝(地方条件交流戦含む)して、昨秋から兵庫に移って4勝をマーク。しかし重賞での実績と時計面を考えると、少々厳しい感が否めない。
ヒメツルイチモンジ 2走前に笠松の1600メートルで重賞を初制覇。ここに入るとひと押し不足の感はあるが、1400メートル以下では17戦すべて5着以内という安定感には注目できる。
スマートラプター JRAのダートで3勝し、今年から兵庫に移って3戦2勝。前走は好位付けから粘れなかったが、コース2度目で前進する可能性はある。
そのほか、ミステリオーソが出走する。
------------------------------
レースの狙い
------------------------------
イグナイターは昨年海外遠征から約2カ月半の間隔でダートグレード2着。今年もほぼ同様で、地元馬同士の組み合わせなら崩れることはないだろう。相手筆頭にはダートグレードで実績があるオマツリオトコを指名。この距離での成績が良好なエコロクラージュも押さえたい。好位からの流れ込みが狙えるヒメツルイチモンジ、スマートラプターが3連勝式の候補。
兵庫大賞典重賞14歳以上登録馬 の出走表はこちら
赤見千尋の予想にのる
齊藤修の予想にのる