5月22日(木)に園田競馬場にて、第63回のじぎく賞(3歳牝馬・1700メートル・16時10分発走予定)が行われます。今年は南関東の4場と名古屋から各1頭が参戦。対する地元兵庫勢は、ル・プランタン賞を制したオモチチャンなどが出走します。ここで好結果が出れば、グランダム・ジャパン3歳シーズンの優勝を狙うという選択肢が出てきそう。その点にも注目しつつ、予想を組み立てていきたい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は1勝、2着1回。2番人気は2勝しているが、2着と3着がゼロと、いまひとつ。5番人気以下が3着以内に1から2頭入っている。連対馬はすべて、前走が重賞、または重賞以外で2着以内。2走前が重賞で3着以内だった馬が1頭だけ連対しているのが興味深い。ゼッケン番号が2ケタの馬が、21年を除いて3着以内に1から2頭入っている。
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出走馬短評
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レイナボニータ 好走と大敗の差が大きいタイプだが、3走前にJRA条件交流戦で差し切った内容は優秀。前走は先行して2着だったが、差しに回れば一発が考えられそうだ。
コパノエミリア 名古屋からの遠征馬。北海道でJRA認定戦を勝ち、北海道と笠松の2歳重賞で2着1回、3着3回。名古屋移籍後の成績なら、ここでも通用する可能性が十分だ。
ツキムスビ 11月の初出走戦を勝ち、2走前に2勝目を挙げたが、前走は後方のまま大敗。実績的には劣勢でも、折り合い次第のタイプだけに一発の可能性は秘めている。
オモチチャン 7戦して3着内率100%で、前走のル・プランタン賞を先行策から快勝。今回の組み合わせでも押し切りが期待できそうだ。
エスカティア 浦和からの遠征馬。北海道でJRA認定新馬戦を勝ち、2歳牝馬重賞で2着と3着が各1回。最近2戦は浦和の準重賞を勝ち、東京湾カップで3着と、上昇してきた感がある。
リヴェルベロ 船橋からの遠征馬。ここまでの3勝は、JRA認定戦で2勝と3歳牝馬オープンで1勝と上級条件で、2走前は桜花賞で3着。前走は大敗でも、軽視しにくい存在だ。
フリーダム 大井からの遠征馬。桜花賞では大敗したが、続く水沢の留守杯日高賞を快勝。今回の参戦は、グランダム・ジャパンのポイントを獲りにきたと考えていいだろう。
ハナノウタゲ 川崎からの遠征馬。10月の新馬戦を勝ち、2走前に2勝目を挙げたが、前走の東京プリンセス賞は大敗。ただ、長く使える差し脚がハマる可能性は考えられる。
ウイングスオール 8戦2勝で、すべて5着以内となっているが、重賞では4回すべて勝ち馬との差が1秒0以上。ただ、2走前にオモチチャンに勝ったことは無視できない。
レイチェルペガサス 初勝利まで8戦を要し、最近は好走と大敗の差がある成績だが、相手なりに動ける可能性はありそう。成績的には劣勢でも、穴として一考できる余地はある。
そのほか、チョッパスニー、フセノオーロラが出走する。
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レースの狙い
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混戦だが、ここまで3着内率100%のオモチチャンが通用するとみて中心に指名。リヴェルベロは前走が大敗でも、先行してしぶといタイプで園田コースが合う可能性がある。コパノエミリアは差し脚を長く使えるタイプで、展開的にも恵まれそう。フリーダムは赤岡修次騎手起用での逃げ粘りに警戒が必要だ。まくり脚があるハナノウタゲにもチャンスあり。先行してしぶといエスカティアも押さえておきたい存在だ。
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