5月5日(祝・月)に名古屋競馬場にて、第64回駿蹄賞(3歳・2000メートル・18時05分発走予定)が行われます。昨年はネクストスター中日本を制して臨んだフークピグマリオンが東海三冠全制覇のスタートを切りましたが、今年は実績上位のページェントが不在。さらに4戦4勝のカワテンマックスは休み明けという、混戦模様のメンバー構成となっています。となると、2000メートルが歓迎材料になりそうなタイプを狙ってみる手がありそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(21年までは旧競馬場の1800メートル)。単勝1番人気は2勝、2着2回だが、昨年は3→8→4番人気の順。スプリングカップで5着以内だった馬が1から2頭馬券絡みしている。3着以内馬はすべて2勝以上を挙げ、2走前までに勝利、または重賞で連対という戦歴があった。近4年は10から12番が3着以内に1から2頭入っている。
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出走馬短評
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カワテンマックス 4戦4勝で、重賞を2勝している実績は上位だが、今回は3カ月半の休み明けという点が課題。ただ、地力は上位で距離延長もプラスといえそうだ。
サンヨウテイオウ 北海道で3戦いずれも善戦し、名古屋に移って2歳時に2勝。現在は3連勝と勢いがあるが、重賞では5回すべて5着以下で、勝ち馬から1秒0以上の差がついている。
ラガマフィンガール JRAでは1戦のみで、2戦目から名古屋所属で4戦3勝。今回は距離延長が課題だが、相手なりに動ける脚はありそうだ。
スイッチブレード 新馬戦と2戦目は苦戦したが、休み明けの3戦目を8馬身差で快勝。2走前は準重賞の中京ペガスターカップを勝利と、スタミナがあるところを見せている。
カムイノウタゲ 北海道で13戦して、名古屋2戦目で初勝利。中1週での出走が多く今回が26戦目となっているが、近5戦が2着または3着と健闘している点は評価できる。
ファーマムーン 北海道でJRA認定新馬戦を勝ち、その後は差のある敗戦が続いたが、休み明けの前走を快勝。しかし今回は相手が一気に強くなる。
アキヨシパワー 北海道では6戦1勝でも、3着以内が5回。名古屋移籍後は2勝したが、重賞3戦では勝ち馬から2秒0以上の差がついている。
コパノエミリア 北海道でJRA認定戦を勝ち、笠松を含め2歳時の重賞は2着1回、3着3回。JRAを経て名古屋に移った前走の東海クイーンカップを制した実績は侮れない。
そのほか、バウアピアーズ、ヴィリケン、ジュライファースト、ネテモネテモネムイが出走する。
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レースの狙い
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混戦だが、カワテンマックスは休み明けでもメンバー的に地力上位と考えてよさそう。前走で差し脚を長く使って勝利を挙げたコパノエミリアが強敵だ。サンヨウテイオウは重賞では苦戦している点が微妙だが、前走で2000メートル戦を制した実績には評価が必要。ラガマフィンガールは力量的に微妙でも、主導権を取っての粘り込みに少々警戒。相手なりに動けそうなカムイノウタゲを3連勝式の押さえとして挙げておく。
駿蹄賞(SP1)3歳オープン の出走表はこちら
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