6月26日(木)に園田競馬場にて、第26回兵庫優駿(3歳・1870メートル・17時55分発走予定)が行われます。今年の最大のテーマは、デビューから6連勝中のオケマルを止めることができる存在がいるのかどうか。それでも12頭立てとなりましたから、勝負を仕掛ける馬がいる可能性は十分。しかしそうなると、伏兵が台頭してくる余地が出てきそう。その点も考慮して、手広く押さえるほうがいいのかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気馬は2勝、2着1回。7番人気以下の馬が3着以内に3回入っている。菊水賞で2から5着だった馬が1頭だけ連対。菊水賞1着馬は【0・3・0・2】と2着まで。3走前が2から3月の重賞だった馬も1頭だけ連対している。前走から2カ月以上の間隔があった馬の連対はなし。ただし11年に無敗で当時の兵庫ダービーを制したオオエライジンは、前走が3月だった。
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出走馬短評
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キミノハート 2歳9月の兵庫ジュベナイルカップで2着に入り、秋以降は1着か5着以下かの差がある成績。ただ、2走前を勝ち、前走で重賞を制した勢いは侮れない。
タンバブショウ 11月下旬のデビュー2戦目を勝ち、その後の2勝はどちらもハナ差。菊水賞は4着でも内容は微妙で、ここでは少々厳しい感が否めない。
キングスピカ 最近3戦は名古屋、佐賀、笠松に遠征して掲示板までと少々厳しい結果だが、園田コースでは7戦すべて3着以内。その点を考えると、評価を下げにくい感がある。
セッティングサン 重賞では2回とも4着以下でも、ほか4戦はいずれも連対。今回の相手は強力だが、吉原寛人騎手の起用と前走で1870メートル戦を圧勝した点は強調できる。
ベラジオドリーム 通算11戦9連対で、3着以内を外したのは兵庫ジュニアグランプリJpnIIだけ。今回も大崩れはなさそうだが、逆転までは厳しいかもしれない。
オケマル ここまで6戦全勝で、最近3戦は2着に7馬身以上の差をつけての圧勝。前半で競りかけてくる馬がいるかどうかだが、その心配も杞憂に終わる可能性が高い。
エイシンハリアー 北海道のJRA認定新馬戦を勝ち、年始の移籍初戦から兵庫ユースカップの勝利を含む5戦連続連対。最近2戦は6着でも、この条件なら巻き返しがあっても驚けない。
ラピドフィオーレ 昨年6月の初出走戦から連勝し、9月の兵庫ジュベナイルカップを勝利。休み明けの前走は笠松で3着と上々で、叩き前進に警戒する必要があるだろう。
フセノオーロラ 昨夏の初出走戦から4戦連続で連対したが、重賞では差のある敗戦が多数。のじぎく賞は3着同着でも2着から7馬身差では、強調材料として考えにくい。
ジーニアスレノン 8月の初出走戦が唯一の勝利だが、重賞で2着1回、3着2回など善戦傾向があるタイプ。今回も好位からの粘り発揮には警戒が必要だ。
そのほか、チョッパスニー、イザグリーンライトが出走する。
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レースの狙い
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オケマルは最近3戦が圧勝で、兵庫所属馬限定戦なら死角なしと考えるのが妥当。相手は混戦だが、先行してしぶといベラジオドリームを本線に推す。園田で3着内率100%のキングスピカを3番手にマーク。好位から粘り込みが狙えそうなジーニアスレノン、エイシンハリアーにも警戒しておく。セッティングサンは時計的に微妙だが、後方から一気に仕掛けられるようなら食い込みも。
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