6月8日(日)に水沢競馬場にて、第33回東北優駿(3歳・2000メートル・18時15分発走予定)が行われます。ネクストスター盛岡の勝ち馬は不在で、今年のネクストスター北日本は北海道所属馬が上位を独占。そういう状況ですから、距離延長を味方に一発が狙えそうな存在に注意する必要があるでしょう。ただ、人気は集中しそう。買い目を絞るかたちにするほうがいいのかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は3勝、3着1回と安定(盛岡ダート2000メートルで行われた20年のみ4着)。3から4番人気が3着以内に1頭だけ入っている。連対馬の前走はすべて重賞。岩手のスプリングカップで2着以内かつ通算4勝以上という馬が4年連続で勝利。なお、2から3着馬10頭中6頭は通算1から2勝となっている。
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出走馬短評
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ユウユウスプレマン 通算16戦目の3走前にようやく初勝利を挙げたが、前走のイーハトーブマイルは4着に善戦。近2戦の馬体増は好材料と捉える手があるかもしれない。ミヤギヴォイジャー 盛岡では7戦して2着が1回だけだが、水沢では8戦して3着以内が7回。この距離でも相手なりに動ける可能性が十分だ。
サンロックンロール 昨年6月に北海道のJRA認定新馬戦で2着に入り、その後は佐賀で好走を続けて、前走の岩手初戦を快勝。差し脚を長く使えるタイプで、今回も善戦以上が期待できる。
サウザンドマイル 昨夏の若鮎賞を勝ち、ダート変更のジュニアグランプリで3着、ネクストスター盛岡で2着と好走。長期休養明けの前走は伸びを欠いたが、叩き2走目なら前進必至だ。
リケアカプチーノ 高知で新馬戦から8戦続けて連対(5勝)し、岩手初戦の前走はダイヤモンドカップで2着。その実績なら再度の首位争いになるだろう。
ラヴェイ 年末の金杯を制し、年明け初戦のスプリングカップで2着に入ったが、その後の2戦が大敗。コース替わりで好位付けのかたちを取りたいところだ。
ブリスタイム 北海道で大敗が続いたが、笠松に移って素質が開花してネクストスター笠松を勝利。しかしその後は苦戦続きで、岩手初戦の前走も最下位では強調材料に乏しい。
ユウユウコラソン 新馬戦から4戦連続で大敗したが、秋のネクストスター盛岡で3着、若駒賞で2着に入り、現在は3連勝と充実。ただ、今回は距離が課題となる。
そのほか、タカラクロロック、フタイテンホイールが出走する。
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レースの狙い
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リケアカプチーノは連対率100%で、前走のダイヤモンドカップで2着に入った実績なら中心視が妥当。サンロックンロールも移籍初戦が快勝で、この距離でも仕掛けひとつで首位争いが可能だろう。サウザンドマイルは休み明け2戦目での前進に期待して3番手にマーク。ラヴェイは2戦連続で大敗したが、コース替わりと距離延長での一変に警戒が必要。3連勝中のユウユウコラソン、水沢コースで大崩れが少ないミヤギヴォイジャーも押さえたい。
東北優駿(M1)(グレーターロンドン賞)3歳の出走表はこちら
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