6月22日(日)に水沢競馬場にて、第49回ウイナーカップ(3歳・1400メートル・18時05分発走予定)が行われます。4週間前のイーハトーブマイルで2着と3着に入った2頭が注目を集めそうですが、ここにきて上昇を見せている馬たちにも注目が必要。ただ、連戦が続いている馬たちは、最近の暑さに対応できるかどうかが心配点。そのあたりも考慮して、人気薄が予想される馬の台頭に警戒する必要がありそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(21から23年は盛岡ダート1400メートル)。単勝1番人気は1勝、3着3回。3着内馬15頭のうち13頭は4番人気以内で、残る2頭は23年の2着馬(8番人気)、21年の1着馬(7番人気)となっている。前走が2着だった馬が1頭だけ連対しているのが特徴的。最近3年は前走が重賞で3から5着だった馬が1頭だけ連対している。同じく近3年は3着以内に牝馬が2頭入っている。
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出走馬短評
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キングミニスター 北海道で1700メートルのJRA認定新馬戦を勝ち、8月に盛岡のジュニアグランプリを勝利。南関東では苦戦したが、岩手移籍後は2戦とも3着と調子を戻している感がある。
リュウノナポレオン 南関東で8戦して2着2回、3着3回と善戦し、今春から岩手に移って水沢で2勝。今回は相手が上がるが、右回りで連対率100%の実績は注目できる。
ピカンチフラワー 2歳5月に盛岡で新馬戦を勝ち、ビギナーズカップで3着。冬場の大井を経て岩手に戻り、あやめ賞で1着、イーハトーブマイルで2着と好走している。
サンカリプソ 北海道の一般戦で1勝し、昨年9月から岩手所属で2勝を追加。重賞では4回すべて勝ち馬から1秒差以上で敗れているが、3戦連続2着の近況は侮れない。
リュウノドラゴン JRAで3戦いずれも大敗したが、岩手移籍後は6戦3勝と好成績。前走の逃げ切り圧勝のスピードを再現できれば、ここでも勝利が考えられる。
ポマイカイ 昨年5月の新馬戦を圧勝し、ビギナーズカップで2着に入り、ネクストスター盛岡を勝利。今年は1400メートルのスプリングカップを勝利した実績は上位といえる。
ステイクラッシー 2歳夏に新馬戦とJRA認定戦を勝った後は低迷したが、今春の岩手復帰後は4戦して2着3回、3着1回と復活。今回も好位差しが届く可能性がある。
そのほか、コニパ、ノヴェルウェイ、フタイテンホイールが出走する。
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レースの狙い
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リュウノドラゴンは前走が好時計での逃げ切り勝ちで、今回もスタート五分なら押し切り可能。ポマイカイはスプリングカップを逃げ切ったが、好位付けのかたちも取れるタイプで逆転が十分に考えられる。ピカンチフラワーは逃げ先行の2頭が競り合うようなら浮上の可能性が出てきそう。水沢コースで安定しているリュウノナポレオンにも警戒したい。堅実に差を詰めてくるステイクラッシーも展開次第で首位争いに加わってきそうだ。
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