6月12日(木)に笠松競馬場にて、第8回ぎふ清流カップ(3歳・1400メートル・16時50分発走予定)が行われます。今年は兵庫から4頭、高知から1頭が参戦。その遠征馬はすべて、3走前までに重賞で連対歴があるという強敵ぞろい。対する笠松所属馬は、新緑賞の1・2着馬などが出走します。また、名古屋からは前週の東海優駿に出走したカワテンマックスや、ネクストスター中日本の覇者ケイズレーヴが参戦。かなりの激戦となりそうです。
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過去の傾向
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実施されなかった21年を除く、過去5回の結果をみていく(19年は1600メートル)。1番人気馬は2勝、2着1回、3着2回。6番人気以下で馬券に絡んだのは、22年の3着馬(9番人気)だけとなっている。1400メートルになってからの過去4回の勝ち馬はすべて兵庫所属で、3年続けて前走園田1400メートルだった馬が該当。最近3年は兵庫→名古屋の順で決着している。なお、2着馬は過去5回すべて東海地区所属。高知所属馬は昨年リケアサブルが3着に入った。
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出走馬短評
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センゴクブショウ 新馬戦から6戦連続で3着以内に入り、今回と同舞台のジュニアグローリーでも3着に入ったが、ゴールドジュニアとネクストスター中日本は大敗。ただ、前走で古馬相手に逃げ切った点は注目できる。
ミランミラン 北海道でJRA認定戦を2勝して、川崎の鎌倉記念で2着。笠松では準重賞・ジュニアキングと重賞・ジュニアグローリーを勝利したが、好走と大敗の差が大きい成績となっている。
ベラジオドリーム 兵庫からの遠征馬。ここまで10戦して、6着だった兵庫ジュニアグランプリJpnII以外はすべて3着以内。今回は久々の1400メートルだが、地力的に上位だろう。
キングスピカ 兵庫からの遠征馬。初出走戦から7戦連続で3着以内に入ったが、年明けの2戦は名古屋と佐賀で差のある敗戦。今回も輸送が課題だが、地力的に侮れない。
ゴーゴーバースデイ デビューから7戦連続で3着以内に入り、その後に苦戦が続いたが、前走の新緑賞は人気薄でも行き脚一変で押し切り勝ち。今回も先行粘り込みを狙いたいところだ。
マルヨハルキ 1600メートルのゴールドジュニアは6着だったが、1400メートル以下では9戦いずれも3着以内。差し脚を長く使えるタイプで、展開的に恵まれる可能性を秘めている。
ラピドフィオーレ 兵庫からの遠征馬。兵庫ジュベナイルカップを勝ち、ネクストスター園田と兵庫ユースカップは僅差2着。1400メートルでの実績に注目する手があるだろう。
ドライブアウェイ 高知からの遠征馬。デビューから4連勝でネクストスター高知を勝ち、兵庫クイーンセレクションを圧勝。前走の大敗はスタート後の不利の影響で度外視可能だ。
カワテンマックス デビューから5連勝で駿蹄賞を勝ったが、前走の東海優駿は断然人気で伸びを欠く結果。そこからの連闘で気合が入るようなら、一変が考えられそうだ。
エイシンハリアー 兵庫からの遠征馬。北海道のJRA認定新馬戦を勝ち、その後は2歳オープンで善戦して、兵庫移籍後は6戦5連対。重賞での実績的にも上位の存在といえるだろう。
プチプラージュ 北海道所属時に金沢シンデレラカップを勝ち、ラブミーチャン記念2着後は3着止まり。最近2戦は勝ち馬との差が大きく、前回が出走取消では、強調しにくい感がある。
ケイズレーヴ 新馬戦から9戦連続で3着以内に入り、前走の兵庫チャンピオンシップJpnIIは地方馬最先着の5着。ネクストスター中日本を制した実績を含めて注目できる。
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レースの狙い
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エイシンハリアーは大崩れが少ない成績で、ネクストスター西日本で2着に入った実績からも引き続き注目。ベラジオドリームは距離短縮がカギだが、今回も先行策が取れれば粘り込みが狙える。ラピドフィオーレは相手なりに動けそうで善戦以上に要警戒。ドライブアウェイは前走が度外視可能で、真ん中より外の枠に入った点もプラスだろう。ケイズレーヴは差し脚を長く使えるタイプで、前崩れの流れになれば上位まで。カワテンマックスは連闘と距離短縮で一変する可能性が考えられる。まくり脚があるマルヨハルキが連下の穴。
ぎふ清流カップ(SP1)3歳・オープンの出走表はこちら
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