7月8日(火)に盛岡競馬場にて、第13回ハヤテスプリント(3歳・ダート1200メートル・18時15分発走予定)が行われます。ワンターンで争われる地方全国交流重賞に今年は北海道から4頭、大井から2頭が参戦。対する岩手所属馬は5頭で数の上では劣勢ですが、3頭の重賞ウイナーがおり5年ぶりの勝利が期待されるところです。盛岡競馬場は標高が高く緑が多くても、日中の気温は30度を超えそう。岩手所属馬はすべて水沢所属で、輸送距離が短い点を味方にしたいところです。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気馬は3勝、2着2回。遠征馬が3着以内に1頭以上入っており、最近4年は1、2着を独占している。連対馬10頭は2走前までに重賞に出走。うち8頭には2走前までに連対実績があり、残る2頭(22年の2着馬と24年の1着馬)は2から3走前に重賞で5着以内に入っていた。馬番5から7が1から2頭馬券に絡んでいる点も興味深い。
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出走馬短評
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スティールブライト 北海道からの遠征馬。2歳時はJRA認定未勝利戦での1勝だけだが、11月の盛岡・プリンセスカップでクビ差2着。前走が地元の牝馬重賞で5着だが、距離短縮なら逃げ粘りが狙える。
ブリスタイム 北海道で6戦して未勝利だが、笠松では初戦から3連勝でネクストスター笠松を勝利。しかしその後は苦戦続きで、今回は中3週で去勢手術明けでは強調しにくい。
レイヴオン 北海道からの遠征馬。昨年7月のJRA認定新馬戦を勝ち、冬場の岩手2戦を経て北海道へ戻った4月の水沢・ネクストスター北日本では4着。3走前に1勝したが、力量的には微妙に映る。
ヨシノダイセン 大井からの遠征馬。11月の新馬戦を勝ち、5月に2勝目をマーク。そのほかの4戦はすべて4着と、大きく崩れていない成績は強調できる。
ポマイカイ 昨年5月に盛岡ダートの新馬戦を圧勝し、秋のネクストスター盛岡と今年のスプリングカップを勝利。その後の3戦はいまひとつでも、この条件なら見直せる。
エターナルウインド 北海道からの遠征馬。デビュー2戦目のJRA認定未勝利戦を圧勝し、続く2歳オープンを連勝。その後は5戦して3着1回だが、先手を取れれば残り目が狙える。
キエティスム 大井からの遠征馬。北海道のJRA認定新馬戦を勝ち、ダート変更となった盛岡のジュニアグランプリは5着だったが、大井移籍後は1200メートルで5戦2勝。今回も先行粘り込みを狙いたいところだ。
ユウユウコラソン 2歳時にネクストスター盛岡で3着から若駒賞で2着に入ると、今年はイーハトーブマイルを勝ち、東北優駿で3着と好調。ただ、今回は1200メートルへの距離短縮が課題となる。
トレヴェナ 北海道からの遠征馬。12戦して1勝だが、2着5回、3着4回と大崩れが少ない成績。ひと押し不足の感はあるが、今回も善戦以上が可能だろう。
そのほか、ノヴェルウェイ、マルケイロジャーが出走する。
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レースの狙い
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今年は近2年より前走が重賞だった馬が少なく6頭。そのなかから、詰めひと息でも大崩れが少ないトレヴェナを中心に指名する。同じ北海道・角川秀樹厩舎のスティールブライトは力量的に微妙でも、船橋の張田昂騎手を起用した点が不気味。ユウユウコラソンは2歳7月以来の1200メートルが気になるが、最近の成績を評価して3番手に推す。キエティスムも相手なりに動けそうで注意しておきたい。ポマイカイは最近の成績がいまひとつでも、実績は上位で連下に。差し脚があるヨシノダイセンもマークしておく。
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