7月22日(火)に佐賀競馬場にて、第29回霧島賞(3歳以上・JRA2勝クラス以下、地方オープン・1400メートル・16時55分発走予定)が行われます。昨年は高知所属馬のワンツーで、その2頭が今年も参戦。JRA所属馬は7頭で、佐賀は3頭だけとなりました。各馬の最近の成績を見ると、今年は上位拮抗という雰囲気。人気薄が2着と3着に入って3連単の配当が50万円を超えた23年のような波乱に警戒する手もあるでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は2着2回、3着1回。1番人気が勝ったのは7年前(18年)が最後で、最近4年は2番人気が勝利。2から3番人気が1頭だけ連対している。3着内馬の内訳は、JRAが4勝、2、3着各3回。高知が1、、2着各1回で、大井が3着1回。佐賀は2、3着各1回となっている。3着内馬15頭のうち14頭は、前走時の馬体重が450キロ以上。大波乱となった23年を除き、馬番10から12の馬が勝利している。
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出走馬短評
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ルピナステソーロ 霧島賞では22年はJRA所属で2着に入り、昨年は高知所属で勝利を挙げ、昨秋の2024九州産グランプリも制覇。ただ、最近の成績がいまひとつという点は気にかかる。
ゴーツウキリシマ JRAからの遠征馬。過去の2勝は佐賀の九州産限定JRA交流戦だが、霧島賞では23年が7着で昨年が5着。ただ、久々の平地競走で一変する可能性はある。
カシノルーカス 佐賀デビューで、4歳にして通算40戦とタフに走り、最近2戦はA2クラスで連勝と上昇。昨年の霧島賞は7着だったが、今年はそれ以上が狙えそうだ。
コウユーモジョカー JRAからの遠征馬。2月のたんぽぽ賞は勝ち馬から差のある3着で、前走のトライアルは僅差の3着。今回は負担重量が増えるが、穴で一考できる余地はある。
ムゾラシカ JRAからの遠征馬。1月の九州産限定の交流戦を勝ったが、時計は平凡。前走のトライアルも差のある4着で、スピードに限界があると言わざるをえない。
アベベ JRAからの遠征馬。昨年4月にダート中距離で勝利を挙げ、昇級後は大敗が続いたが、前走のトライアルを勝利。今回も好位付けのかたちが取れれば善戦以上が可能だろう。
アイアンムスメ 高知からの遠征馬。昨年の霧島賞で2着に入ったが、今年は地元で11戦して未勝利。霧島賞は5回目だが、年齢的な面を含めて少々厳しい感が否めない。
ケイテンアイジン JRAからの遠征馬。昨夏に九州産限定の新馬戦とひまわり賞を勝ち、その後は骨折で長期休養。今回は叩き2走目となるが、初のダートがカギとなる。
エイヨーアメジスト JRAからの遠征馬。昨夏の九州産限定の新馬戦を勝ち、ひまわり賞は2着だったが、今年のたんぽぽ賞を圧勝。今回は初の古馬戦だが、時計的に通用可能だ。
ブリッツクリーク JRAからの遠征馬。昨秋に北海道で2勝を挙げてJRAに戻り、前走のトライアルを圧勝。今回も先手主張から押し切る可能性が十分といえる。
アイタカ JRA所属時の2歳夏に九州産限定新馬戦を勝ち、ひまわり賞で2着に入り、3歳時の昨年は霧島賞が8着でも、トライアルを圧勝。今回も展開ひとつで首位争いが狙える。
そのほか、アネロイドが出走する。
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レースの狙い
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かなりの混戦だが、初ダートでも差し脚を長く使えるケイテンアイジンに期待。ブリッツクリークは展開がカギだが、主導権を取れるようなら押し切りが狙える。ルピナステソーロは最近の成績がいまひとつだが、昨年の覇者だけに警戒が必要。好位付けのかたちが取れそうなエイヨーアメジストも押さえたい。アイタカは競らずに先行できるようなら残り目も。連勝中のカシノルーカスを連下の候補として挙げておく。
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