重賞レース直前情報 |
7月9日(水)に川崎競馬場で、第29回スパーキングレディーカップJpnIII(3歳以上牝馬・1600メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはライオットガール、アンモシエラ、ネバーモア、テンカジョウが出走。地方他地区からはカンナリリー(笠松)が遠征し、地元南関東勢はフェブランシェ(大井)ら5頭が迎え撃ちます。牝馬10頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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24年から古馬ダート牝馬路線も整備され、5月のエンプレス杯JpnIIが上半期の最大目標のレースとなった。同年の本競走ではアーテルアストレアが斤量57キロながら1番人気で勝利を飾り、6番人気のキャリックアリード(大井)が2着と前走エンプレス杯JpnII組(各6、3着)が連対を果たした。マイル戦の実績馬(23年1着レディバグ、24年3着ヴィブラフォンなど)に加え、前走エンプレス杯JpnII組が有力となりそうだ。
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JRA所属馬短評
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ライオットガールは昨年の本競走が5着。2走前の兵庫女王盃JpnIIIが3着なので前走平安ステークスGIII・15着は度外視できるが、距離が課題になるだろう。
アンモシエラは地方のマイル戦は初めて。中距離で自分のペースに持ち込んだ方がいいタイプだが、前走エンプレス杯JpnIIでは先にアンデスビエントに行かせて、途中からハナを奪うかたちになった。直線でテンカジョウとオーサムリザルトに交わされたものの、収穫がある内容だった。実績的に仕方がないが、斤量58キロがどれぐらい影響するか。
ネバーモアは前走エンプレス杯JpnIIが4着。直線に入ったところまで懸命に食らいついたが、最後は突き放されてしまった。それでも重賞初挑戦としてはまずまずの内容。すぐにダートグレードで勝ち負けできるだろう。ただ、今回は距離短縮が課題。
テンカジョウは前走エンプレス杯JpnIIを勝利し、オーサムリザルトの連勝を止めて初黒星をつけた。今回は斤量58キロのうえ、初のマイル戦と油断はできないが、地力でカバーしたいところ。
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地方所属馬短評
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フェブランシェ(大井)はJRA時代に2勝クラスの東京ダート1600メートル(牝馬限定)を勝っている。大井に転厩して東京シンデレラマイルを圧勝した後、クイーン賞JpnIII・5着を挟み、前走しらさぎ賞は5馬身差で逃げ切った。クイーン賞JpnIIIは最後、脚色が上位馬と同じになったが、いい勝負ができた。距離短縮の今回は楽しみだ。
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予想のポイント
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JRA勢は意外とマイルの実績が乏しい。そうなると斤量58キロでも前走エンプレス杯JpnIIで好走したテンカジョウとアンモシエラが有力だろう。この距離ならばフェブランシェが好勝負に持ち込めるかもしれない。
※川崎競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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