7月20日(日)に盛岡競馬場にて、第38回やまびこ賞(3歳・ダート1800メートル・17時35分発走予定)が行われます。9月2日に実施される不来方賞JpnIIトライアルの一戦に12頭が出走。東北優駿を制したリケアカプチーノは休養中で、東北優駿2着のサンロックンロールが注目を集めそう。しかし勝ち馬とは7馬身差。逆転を狙える存在がいるかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(23年は8月6日、22年は8月21日に実施)。1番人気馬は2勝、3着1回。昨年は2→4→5番人気、23年は7→6→1番人気、22年は6→3→2番人気の順だった。連対馬はすべて、前走が2から5着。その年の“優駿(ダービー)”で5着以内に入っていた馬が1から2頭連対していた。勝ち馬はすべて、前走が重賞。4走前までに1着があった馬が1頭だけ連対している点が興味深い。
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出走馬短評
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ユウユウスプレマン 通算16戦目で初勝利を挙げ、その後は4戦連続で重賞に出走するも成績ひと息。流れ込みを狙いたいが、今回も少々厳しそうだ。
リュウノナポレオン 南関東で8戦未勝利でも、2着2回、3着3回と善戦。岩手では前走の重賞勝ちを含む6戦3勝、2着2回と安定している。
コックリサン JRAでは6戦いずれも大敗したが、岩手では移籍初戦から5戦連続で連対。ただ、盛岡コースでは4戦1勝となっている点は気にかかる。
ボルドーダゲール 2歳夏までに北海道で7戦して3着1回、4着3回で、大井に移って2着2回、3着1回と善戦。未勝利馬でも距離延長での流れ込みには要注意だ。
サンロックンロール 2歳6月に北海道のJRA認定新馬戦で2着に入り、年明けの2戦目から佐賀で5戦4勝。岩手では移籍初戦を勝ち、東北優駿で2着の実績は断然といえる。
サウザンドマイル 2歳夏に若鮎賞を勝ち、ネクストスター盛岡で2着と好走。しかし休養明けの2戦が差のある4着では、少々狙いにくい感がある。
タカマキファイブ 初勝利まで8戦を要し、19戦目に2勝目と苦労したが、最近の成績は良好で21戦目の前走で3勝目。今の調子なら重賞でも侮れない。
キングミニスター 北海道のJRA認定新馬戦と盛岡のジュニアグランプリを勝ったが、南関東では大敗続き。しかし岩手移籍後は3戦すべて3着と、調子を戻した感がある。
ユウユウコラソン ネクストスター盛岡で3着、若駒賞で2着と好走し、今年は3連勝で迎えた東北優駿で3着。前走は大敗でも、距離延長ならチャンスがある。
そのほか、ジーニーキック、マルケイロジャー、ノヴェルウェイが出走する。
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レースの狙い
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この組み合わせなら、好成績が続いているサンロックンロールが崩れることはなさそう。リュウノナポレオンは最近2戦の差し脚が良好で、今回も首位争いが期待できる。堅実に差を詰めてくるタカマキファイブにもチャンスがありそう。キングミニスターは盛岡での成績が良好で、距離延長でも相手なりに動ける可能性がある。ユウユウコラソンは前走が1200メートル戦で度外視可能、この条件なら上位まで。
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