7月20日(日)に金沢競馬場にて、第8回日本海スプリント(3歳以上・1400メートル・18時05分発走予定)が行われます。出走馬は7頭で、4連勝中のハクサンパイオニアと移籍初戦の前走を圧勝したプレシオーソの一騎打ちムード。その2頭は前走が逃げ切り勝ちで、今回はどちらが先手を取るのか、そこが大きな見どころとなります。そのほかの5頭はどのような作戦で臨むのかという点も興味深い一戦です。
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過去の傾向
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この条件で実施された昨年(6月15日)を振り返る。1番人気のオヌシナニモノが好位追走から早めに先頭に立って押し切り勝ち。2着には8番人気のエイシンアンヴァルが流れ込み、3着は差し脚を見せたマリンデュンデュン(2番人気)がアタマ差。ハナ差の4着に6番人気のソーラーフレアが入った。勝ち馬は7歳で負担重量は58キロ。2着馬は7歳、3着馬は4歳で、ともに57キロだった。勝ち馬は2走前が笠松遠征で5着だったが、地元では3連勝中。2着馬は2戦連続の2000メートル以上から距離短縮で臨んでいた。
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出走馬短評
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ハクサンアルタイル JRAでは3歳5月の1戦だけで、その後は名古屋に移って7勝をマーク。金沢では13戦1勝といまひとつだが、この頭数なら善戦できる可能性がある。
ハクサンパイオニア JRAの短距離で2勝して、昨夏の金沢移籍後は15戦して3着以内が13回と安定。59キロは気になるが、4連勝中の勢いとスピードには魅力がある。
プレシオーソ JRAのダート1800メートルでデビュー2連勝を飾り、その後は短距離に転じて1勝を追加。移籍初戦の前走は1700メートルで圧勝したが、距離短縮はプラスだろう。
マイブレイブ 2歳時に南関東で2勝を挙げ、4歳時と5歳時にも各1勝。しかし金沢では5戦すべて大敗という近況では、少々厳しいと言わざるを得ない。
タントゥーム 北海道のJRA認定新馬戦を勝った後は、いまひとつの成績が続いたが、昨秋金沢で3連勝。ただ、A級では前走が初勝利では、善戦以上は望みにくい。
レムリアンシード JRAでの初勝利後は苦戦したが、金沢で6戦5勝して南関東で3勝し、昨冬から金沢に戻って1勝を追加。今回も好位差しを狙いたいところだ。
プレストスター 大井の3歳戦とC級で計5勝して、金沢では移籍初戦から7戦連続で連対。しかし最近3戦は掲示板までで、状態面に不安があるのかもしれない。
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レースの狙い
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オヌシナニモノが記録した昨年の勝ち時計は1分28秒5(良馬場)で、ハクサンパイオニアの前走の時計(良馬場)はそれより1秒6も速いもの。最近は時計が出やすい感があるのは確かだが、それでも逃げ切る可能性が高いだろう。プレシオーソは差しに回りそうで、どこまで迫れるかが焦点となる。あとは3着争いと考えてよさそうで、流れ込みタイプのハクサンアルタイル、レムリアンシードをその候補として挙げておく。
日本海スプリント(インティ賞)3歳上オープン の出走表はこちら
赤見千尋の予想にのる
齊藤修の予想にのる