8月5日(火)に盛岡競馬場にて、第26回オパールカップ(3歳・芝1700メートル・18時10分発走予定)が行われます。昨年はダート1600メートルが舞台となりましたが、今年は芝に戻って遠征馬が笠松から2頭、兵庫、大井、浦和、北海道から各1頭の6頭参戦。対する岩手所属馬は8頭で、多くの馬にチャンスがありそうな組み合わせとなっています。23年は遠征馬が4着までを独占し、22年は南関東の2頭によるワンツー。今年も遠征馬に注目です。
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過去の傾向
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ダートで行われた昨年、20年を除く、過去5回の結果をみていく。1番人気馬は3勝。21年は5→2→6番人気の順で、5番人気以下が9頭馬券に絡んでいるのが特徴的だ。3着内馬15頭のうち9頭が遠征馬。勝ち馬にはすべて3走以内に芝コースを走った経験があった。4年連続で3走前が2着だった馬が連対している。
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出走馬短評
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カピトリーノ 2歳7月に盛岡芝1000メートルの新馬戦で2着に入って去勢され、今年初戦で初勝利。今回は一気に相手が上がるが、芝への適性はありそうだ。
プレシャスアセット JRAでは3戦すべて大敗したが、岩手転入後の2走前に芝1700メートルのJRA未勝利交流戦で先行策から粘って5着。未勝利でも今回の組み合わせなら穴で一考できそうだ。
グロリアスアスペン JRAでの3戦を含め未勝利だが、7月の3戦は2、3、2着。距離延長は歓迎材料で、実績は劣るが一変に警戒する手はある。
ダックワーズ 兵庫からの遠征馬。初勝利まで6戦を要したが、最近5戦はすべて連対と本格化ムード。血統的には芝向きで、この舞台を狙っての遠征と考えるのが妥当だろう。
リョーマ 笠松からの遠征馬。前走は古馬相手の特別戦で大敗したが、15戦して掲示板を外したのは2回と大崩れが少ない成績。東海リーディングの塚本征吾騎手を起用した点も不気味に映る。
リュウノナポレオン 川崎デビューで、南関東では8戦して2着2回、3着3回。岩手ではウイナーカップを含む3勝で、芝が舞台なら差し脚をいかす競馬ができそうだ。
サンカリプソ 前走のサファイア賞はスローペースの逃げで押し切って勝利。今回は時計面での不安が残るが、再度の逃げ粘りを狙いたいところだろう。
キングオブワールド 大井からの遠征馬。通算21戦で勝ち星は北海道での1つだけだが、2着4回、3着7回と善戦傾向。この条件でも連下の候補で押さえる手はあるだろう。
イイデマイヒメ 北海道からの遠征馬。2歳夏にJRA認定新馬戦とサッポロクラシックカップを勝ち、その後は不調。前走のフロイラインカップも2着とはいえ勝ち馬とは大差。ただ、芝で一変する可能性は秘めていそうだ。
ルナフォルトゥーナ 浦和からの遠征馬。2歳夏にJRA認定戦を逃げ切って初勝利を挙げ、3走前には単勝10番人気で差し切り勝ち。しかしその後の2戦が大敗では、少々狙いにくい感がある。
プチプラージュ 笠松からの遠征馬。2歳時は北海道所属で金沢シンデレラカップを圧勝したが、最近3戦は大敗。近況から強調点は見出しにくい。
エマリオンレイ JRAのレースで8戦して、芝1600メートルで4、5着が各1回で、前走は盛岡芝での未勝利交流戦で4着。今回から岩手所属で、前走の逃げ粘りの再現には警戒が必要だ。
そのほか、コスモコロネット、マナホクラニが出走する。
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レースの狙い
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比較が難しいが、兵庫のダックワーズは最近の成績が良好で、タイプ的に芝向きの感があるとみて中心に指名。リュウノナポレオンは芝で差し脚をいかすかたちを取ればチャンスがある。エマリオンレイは移籍初戦でも逃げ粘りが狙えそうで3番手にマーク。芝適性がありそうなキングオブワールドも押さえておく。グロリアスアスペンは未勝利馬でも粘り込みに少々注意。好位差しタイプのリョーマにも警戒しておく。
オパールカップ(M2)3歳の出走表はこちら
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