8月24日(日)に盛岡競馬場にて、第26回岩手県知事杯OROカップ(3歳以上・芝1700メートル・17時30分発走予定)が行われます。これまでは9月下旬に実施されるのが基本でしたが、今年は芝コースの使用時期の関係から1カ月ほど早められることに。今回は大井から3頭、浦和から1頭の遠征馬を加えての12頭立てとなりました。このレースを目標にしてきた陣営がほとんどでしょうから、混戦必至と考えるべきでしょう。
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過去の傾向
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実施されなかった昨年と、JBCに合わせて11月に行われた22年を除く、過去5回の結果をみていく。1番人気は3勝、3着1回。最近4回は6番人気以下が1頭だけ連対している。遠征馬は4勝、2、3着各3回。岩手所属で3着以内に入った5頭はすべて、前走がJRAか、盛岡の芝で2着以内だった。7歳以上が3着以内に1頭以上入り、21年と23年は3着内馬がすべて7から8歳。2ケタ馬番の馬が3着以内に1頭だけ入っているデータもある。
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出走馬短評
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リュウノアン 浦和からの遠征馬だが、3歳時に盛岡芝1600メートルの準重賞を勝利。夏場に調子を上げる傾向はありそうだが、今回の条件は少々厳しいかもしれない。
シャイニーロック JRAのダートと芝で計5勝して、大井と北海道、名古屋では苦戦したが、今春の岩手移籍後は7戦6勝。芝で圧勝した前走から渡邊竜也騎手の継続騎乗も魅力になる。
ペルマナント 大井からの遠征馬。JRA未勝利から南関東で6勝を挙げているが、今回は2歳12月以来の芝。2歳時とはいえ、芝で4戦すべて9着以下だった点は気にかかる。
ソロフレーズ JRAの芝で4勝し、22年に盛岡芝で重賞を1勝、準重賞を2勝。10歳でも芝が舞台なら3連勝式の候補として一考できる余地はありそうだ。
ゴールドギア 23年のこのレースの3着馬で、昨年はダートでも重賞で2着1回、3着3回と好成績。久々の芝に出走した前走は好位差しでの快勝で、距離短縮でも侮れない存在といえる。
ヴィゴーレ 大井からの遠征馬だが、23年は盛岡芝2400メートルのせきれい賞を快勝。長期休養明け2戦目と芝替わりで前進する可能性は十分にある。
ギャレット 2歳時に盛岡芝で2勝して、昨年は芝のいしがきマイラーズを勝利。前走のせきれい賞は10番人気で2着だったが、フロック視するのは危険かもしれない。
マンダリンヒーロー 大井からの遠征馬。昨年は盛岡遠征でダート変更、競走取止。今年の成績はいまひとつだが、改めて初の芝での一変に期待する手は考えられる。
グレートキャンベラ JRA時に地方条件交流戦で勝ち、岩手ではダートで6勝したがA級では苦戦。しかし今年初戦は芝で最低人気ながら2着の激走で、今回も逃げ粘りたいところだろう。
タイセイモンストル JRAの芝中長距離で4勝し、障害でも1勝。岩手移籍後は芝で3戦して4着2回までとなっているが、力量的に無視しにくい存在といえる。
そのほか、スズカゴウケツ、マチカゼが出走する。
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レースの狙い
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混戦だが、再び笠松の渡邊竜也騎手を起用したシャイニーロックの好位差しに期待。ヴィゴーレは長期休養明け2戦目で芝コースなら善戦以上が可能だろう。ゴールドギアは距離短縮でも芝が舞台なら首位争いが必至。マンダリンヒーローは苦戦続きの近況だが、条件替わりでの一発に警戒して連下に押さえる。タイセイモンストルは移籍後の成績がいまひとつでも、地力は上位で穴に一考。芝での実績があるギャレットを3連勝式の候補として挙げておく。
岩手県知事杯OROカップ(M1)(ジュンオープン の出走表はこちら
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