8月19日(火)に盛岡競馬場にて、第27回ジュニアグランプリ(2歳・芝1600メートル・17時15分発走予定)が行われます。昨年は芝のコンディションが整わず、ダート1600メートルで争われましたが、今年は芝が舞台。出走13頭のうち北海道からの遠征馬は3頭と例年より少なく、岩手所属馬のなかで芝での連対実績があるのは3頭だけ。その点から狙いを絞る手はありますが、ここで芝適性を見せる馬がいるかもしれません。
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過去の傾向
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JBCと同日に実施された22年を除く、過去5回の結果をみていく(昨年はダート1600メートル)。1番人気馬は2勝、2着1回。19年は4→5→8番人気の順だったが、それ以降の4回は1から2番人気馬が勝ち、6番人気以下の3着以内は23年の2着馬(6番人気)だけとなっている。北海道からの遠征馬が1から2頭連対。連対馬はすべて牡馬で、牝馬は3着が3回だけとなっている。3から5走前が1100メートル以下のデビュー戦で連対していた馬が1から2頭連対しているデータもある。
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出走馬短評
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ナッツナッツ ダート1000メートルの新馬戦は3着だったが、中1週での2戦目を逃げ切り快勝。今回は距離延長と芝が課題だが、血統的に対応できる可能性がある。
クラウニングカップ 北海道からの遠征馬。3戦すべて1700メートルに出走し、2走目のJRA認定戦を差し切って勝利。芝適性は課題だが、田中淳司厩舎は当レース4連覇がかかっている。
レヨンドルミエール デビューから4戦連続で大敗したが、5戦目の前走は先行押し切りで勝利。さらに距離が延びるのは悪くなさそうで、逃げて粘る可能性は考えられる。
イタズラベガ 新馬戦はクビ差で2着だったが2走目を勝ち、3走目の前走は芝1600メートルのJRA認定戦で2着。今回も先行策を取っての粘り込みに警戒が必要だ。
セイクリスティーナ 新馬戦は不良馬場のダートで差し脚届かず2着だったが、水沢での2戦目を圧勝して、前走は今回と同じ芝1600メートルの若鮎賞でレース最速の上がりをマークし勝利。その実績なら今回も注目だろう。
ラブコラージェン 新馬戦で大差勝ちを飾ったが、続く2戦目は大敗で、同舞台の若鮎賞、前走とも逃げて直線一杯という成績では、今回も狙いにくい感がある。
ベイビーザロック 北海道からの遠征馬。唯一の勝利は普通競走だが、JRA認定戦では2着1回、3着2回。芝替わりは課題でも、距離延長がプラスになる可能性はある。
ブルーメンガルテン 北海道からの遠征馬。今年門別で最初の新馬戦は2着だったが、続く2戦目を勝ち、その後も2着2回。JRA認定戦で4戦すべて連対の実績なら今回の条件でも好位差しが届くかもしれない。
トゥーナスタディ 新馬戦は大敗したが、続く2戦目を勝ち、最近3戦で2勝を挙げて若鮎賞で2着と好調。ここでも立ち回り次第で善戦以上が狙えそうだ。
そのほか、インフェルレーヴ、ジュエルレジーナ、ベネフィシオス、ユウユウロゼッタが出走する。
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レースの狙い
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セイクリスティーナは前走の若鮎賞が末脚を発揮し勝利する好内容で、再度の芝1600メートルなら引き続きチャンス。クラウニングカップは芝替わりがプラスになりそうで、1700メートルで崩れていない点も強みになる。トゥーナスタディは今回も好位差しのかたちが取れそうで、再度の善戦以上に要警戒。ブルーメンガルテンは距離延長と芝がカギだが、相手なりに動ける可能性に警戒しておく。先行してしぶといイタズラベガが3連勝式の押さえ。
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