8月28日(木)に笠松競馬場にて、第3回撫子争覇(3歳以上牝馬・1400メートル・16時20分発走予定)が行われます。過去2回は8月初旬に実施されましたが、今年は走路改修で開催日程が変更となったことで、8月下旬に変更。笠松所属馬9頭のうち7頭が、再開されたお盆開催から中1週で臨みます。暑い日々が続いており、短い間隔で出走することでの体調面が気になるところ。そのあたりを含めて予想するべきかもしれません。
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過去の傾向
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過去2回の結果をみていく。23年が4→1→7番人気で、昨年が3→2→4番人気の順。過去2回とも、4→5→4歳の順。なお3歳は昨年2頭参戦しともに掲示板外だった。勝ち馬は前走が重賞。2、3着馬は前走が重賞以外だった。2走前までに勝利を挙げていた馬が1頭だけ連対。連対馬は通算8勝以上、3着馬は通算7勝以下となっている。
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出走馬短評
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チュウワスプリング JRAのダート1200メートルで2勝したが、昨年以降は大敗がほとんど。笠松転入後は5戦いずれも5着以内でも、格付的にも少々厳しい感が否めない。
エイシンジョルト 2歳時に北海道でJRA認定戦を勝ち、昨年は兵庫で3勝を挙げて、前走は笠松への移籍初戦で4馬身差の快勝。今回の相手でも通用する可能性がある。
エイシンコソンテ 北海道、岩手、兵庫で1勝ずつを挙げ、笠松移籍後は6戦して3着以内が5回。前走は6着でも、重賞でゴール手前まで粘った内容には高評価が必要だ。
ペップセ 昨年のこのレースの勝ち馬だが、それ以降は未勝利。最近の成績もいまひとつだが、笠松で12戦6勝の実績を含めてノーマークにしにくい感がある。
ロングトーン JRAでは芝で5戦して未勝利だったが、名古屋では移籍初戦から3連勝。しかし前走の岐阜金賞は大敗で、今回は古馬相手と地方では初の良馬場になりそうなのが課題になる。
キスリング 2歳時は北海道でJRA認定戦を勝ち、笠松に移ってネクストスター笠松で2着。名古屋920メートルのA級1組だった前走は度外視可能で、この顔ぶれなら立ち回り次第で上位食い込みが考えられる。
サブノチャンス 大井で38戦して2勝だったが、今春の笠松移籍後は6戦4勝。輸送がない笠松コースでの連対率は100%で、相手が上がる今回も無視できない感がある。
アコー 笠松で2歳時にJRA認定戦を含む2勝を挙げ、昨年と今年も各2勝。最近3戦は逃げ先行で好走しているが、今回は同型の存在が気にかかる。
ライフフルスマイル 2歳6月に名古屋で新馬戦を勝ってから差のある敗戦が続いたが、今年5月に2勝目を挙げ、最近2戦も善戦。ただ、今回は相手が強い感が否めない。
ゴーゴーバースデイ 新馬戦から7戦連続で3着以内に入り、その後は3歳限定の準重賞2着と新緑賞で1着。過去の3着以内がすべて1400メートル以下だけに、穴で一考できる余地がある。
そのほか、コトシロ、ネオアマゾネスが出走する。
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レースの狙い
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抜けた馬が不在の混戦模様なら、移籍初戦を逃げ切ったエイシンジョルトが狙えそう。ペップセは近走ひと息でも重賞3勝の実績は上位で、昨年に続く勝利が期待できる。エイシンコソンテは前走が惜しい内容で、今回の顔ぶれなら立ち回りひとつで勝機あり。サブノチャンスはB級やC級とはいえ笠松で5戦5連対の実績を評価して連下に押さえる。格下でも先行力があるゴーゴーバースデイ、善戦傾向があるキスリングにもマークしておく。
撫子争覇(SP3)3歳以上牝馬・オープン の出走表はこちら
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