8月11日(祝・月)に盛岡競馬場で、第30回クラスターカップJpnIII(3歳以上・1200メートル・18時15分発走予定)が行われます。JRAからはサンライズアムール、チカッパ、アドバンスファラオ、ダノンスコーピオン、ヒビキが出走。地方他地区からはキャンディドライヴ(北海道)が遠征し、地元岩手勢はエイシントルペードら8頭が迎え撃ちます。14頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年で3着以内に好走した15頭中14頭はJRA勢で、残る1頭は浦和のブルドッグボス。人気面では21年2着サイクロトロンと24年3着ケイアイドリーの5番人気が最も低く、かなり人気サイドの一戦と言える。ただ、22年は1番人気のダンシングプリンスが1枠1番からのスタートで大きく躓いてしまうというアクシデントがあった。また、24年は2番人気コスタノヴァが6着と敗れた。同馬は翌年フェブラリーステークスGIを制したが、距離1200メートルはここが初めてだった。東京スプリントJpnIIIや東海ステークスGIII(旧プロキオンステークス)を中心に、前走短距離のダートグレードで連対していた馬を狙うのが無難で、前走JRAのダート短距離・オープン特別1着馬も有力だ。
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JRA所属馬短評
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サンライズアムールは距離1200から1400メートルのオープン特別で4勝をマーク。前走水無月ステークスは迫力ある末脚を繰り出して、逃げたテイエムトッキュウを捕まえた。重賞は24年カペラステークスGIII・4着以来となる2回目。勝利を目指せる大きなチャンスを迎えた。
チカッパは昨年の東京盃JpnIIを勝ち、佐賀・JBCスプリントJpnIではタガノビューティーとハナ差の2着と実績的にはこのメンバーでは最上位。近走の成績は良くないが、今回はJpnIIIなので地力を見せたい。
アドバンスファラオは勝つか惨敗かという成績。4走前のコーラルステークスを逃げ切った際、上手くマイペースに持ち込んだ感があった。今回は距離1200メートルの上、重賞という条件。逃げなくても競馬はできるが、展開に恵まれないと厳しそうだ。
ダノンスコーピオンは2走前の東京スプリントJpnIII・6着を見る限り、この条件でも十分戦えそう。ただ、今回も斤量が59キロと一頭だけかなり不利な条件に見える。
ヒビキは2走前の越後ステークスで3着と初めてオープンクラスで好走。しかし、前走水無月ステークスは13着と惨敗。重賞のここではどうか。
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地方所属馬短評
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キャンディドライヴ(北海道)は元JRA馬。実績的には見劣るが、転厩初戦・前走地元門別のレースを圧勝。地方のダートは水が合うのかもしれない。
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予想のポイント
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サンライズアムールは前走、重賞で連対実績があるテイエムトッキュウ(23年カペラステークスGIII・1着)、クロジシジョー(24年クラスターカップJpnIII・2着など)を負かしている。この勢いに期待してみたいところ。チカッパは脚質的に盛岡ダート1200メートルがどうかだが、ここでは無様な競馬はできない。
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