重賞レース直前情報
■2025年09月04日
第25回サマーチャンピオンJpnIII(佐賀)

9月4日(木)に佐賀競馬場で、第25回サマーチャンピオンJpnIII(3歳以上・1400メートル・20時00分発走予定)が行われます。JRAからはハッピーマン、エンペラーワケア、エイシンワンド、クロジシジョー、ヤマニンチェルキが出走。地方他地区からはアラジンバローズ(兵庫)ら3頭が遠征し、地元佐賀勢はテイエムフォンテら2頭が迎え撃ちます。10頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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夏場らしく前走短距離戦で1着の好調馬が強い。前走が1400メートルのダートグレードならば5着以内に入っていれば有力。ただ、斤量には敏感になる必要があり、1着という面ではハンデ58.5キロ以上は少し割り引く必要があるかもしれない。昨年は1着に8番人気・アラジンバローズ(兵庫)、2着に6番人気・ラプタス、3着に3番人気・タイガーインディ(兵庫)の順で決まり波乱が起きた。台風の影響で開催日が順延し、JRA所属の騎手が全員騎乗できなくなり、乗替わりとなるアクシデントがあった。そうした影響も波乱の要因かもしれないが、1番人気メイショウテンスイ(前走福島1700メートル・ジュライステークス1着)、2番人気テイエムトッキュウ(前走東京スプリントJpnIII・3着、ハンデ58.5キロ)、4番人気サンライズホーク(前走さきたま杯JpnI・11着、ハンデ59キロ)が、そもそも期待に応えづらい状況(前走成績・ハンデ)にあったとも言える。

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JRA所属馬短評
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ハッピーマンは距離1400メートル以下であれば2勝、2、4着各1回という成績。前走兵庫チャンピオンシップJpnIIはマテンロウコマンドの2着であり、短距離であれば現3歳世代でトップクラスの実力がある。今回、初対戦となる古馬との力関係が鍵。

エンペラーワケアは24年武蔵野ステークスGIII・1着以降、勝ち鞍がなく一時期の勢いはなくなっている。ただ、JpnIIIでは明らかに実力上位なのでふがいない競馬はできない。ハンデ59キロは1、2勝着各1回の成績であり、この斤量自体はこなせる。

エイシンワンドは3歳馬。ここ2戦二けた着順だが、勝ち馬との着差は1秒0未満だ。ダートは血統的にこなしても不思議はないが、果たしてどうなるか。やってみないとわからない。

クロジシジョーは重賞未勝利だが、JpnIIIでは地力上位。前走NST賞はトップハンデの58.5キロできっちりと勝利を収めた。厳しい暑さが続く中、調子が良さそうな点も心強い。

ヤマニンチェルキは2走前の天保山ステークスは8着だったが、芝スタートで4コーナーでは絶望的な位置だった。前走北海道スプリントカップJpnIIIもスタートはあまり良くなかったが、すぐに行き脚がついて好位を取り、直線ではしっかりと抜け出してマテンロウコマンドの追撃を振り切り、重賞初制覇を飾った。今回は再度古馬との対戦になるが、距離1400メートルは問題なく、まずはレースの流れに乗りたいところ。

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地方所属馬短評
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ジュゲムーン(高知)は3歳馬。ダートグレードでは全日本2歳優駿JpnIと、ブルーバードカップJpnIIIで5着の実績がある。前走黒潮菊花賞で2着と敗れた点は気になるが、距離1400メートルは魅力的。

アラジンバローズ(兵庫)は昨年の本競走の勝ち馬で、同年の佐賀・JBCスプリントJpnIでも3着と好走。実績はJRA勢にもひけはとらない。

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予想のポイント
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この時期、ダートの重賞で3歳馬が古馬と戦うのは分が悪い。斤量差があってもどうかといったところだが、エンペラーワケアとクロジシジョーがともに59キロなので絶対に有利とは言いづらい。そこで注目はヤマニンチェルキ。2走前の内容は悪くなく、古馬との戦いを経験できたのが強み。それを踏まえて前走はきっちりと巻き返すことができた。前走の競馬ができれば佐賀1400メートルでも勝ち切れるイメージがある。ヤマニンチェルキと同じく、前走1着なのがクロジシジョー。地方は24年東京盃JpnII・5着以来で、今回は小回りにうまく対応できるかが鍵。


サマーチャンピオン(Jpn3)オープンの出走表はこちら

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