9月15日(祝・月)に佐賀競馬場にて、第36回九州ジュニアチャンピオン(2歳・1400メートル・18時15分発走予定)が行われます。佐賀デビュー馬だけが出走可能で、ネクストスター佐賀と同じ舞台の一戦には12頭が出走。そのうち10頭が1勝馬ですから、2戦2勝のプレアレジェンドが注目を集めることでしょう。ただ、逆転を狙えそうな馬も多数。夏の疲れが出ていないかどうかを含めて推理したい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(20から23年は10月に実施。21年は3着が同着)。単勝1番人気は2勝、2着2回、3着1回。人気薄で3着以内に入ったのは21年の3着馬(10番人気)だけで、ほかの馬券圏内はすべて4番人気以内となっている。前走が1着だった馬が1から2頭連対。3着内馬16頭のうち13頭が牝馬で、牡馬は1勝、2着2回と低調だ。
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出走馬短評
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ヴァンクラッセ 7月中旬の新馬戦を快勝したが、続く2戦目は中団追走から失速。その内容は気になるが、中1週での実戦で巻き返す可能性は考えられる。
カシノアミュレット 新馬戦は6着だったが、2戦目は逃げ切り圧勝で、3戦目が大敗、前走は先行粘り込みで2着。現状ではマイペースで行けないと厳しいのかもしれない。
モーモーゴールド 6月下旬の新馬戦は3着だったが、続く2戦目は先行策から押し切り勝ち。前走は4コーナー先頭も粘れなかったが、ここでも善戦以上が期待できそうだ。
エイヨーニニギ 九州産馬限定戦で初勝利を挙げ、前走は8馬身差で逃げ切り勝ち。時計的には微妙でも、単騎逃げのかたちが取れれば残り目が考えられそうだ。
タケノツルギ 6月中旬の新馬戦は2着で、2戦目は7着だったが、3戦目の初勝利は圧勝で、その後の2戦も善戦。今回の相手は強力だが、3連勝式の穴として一考できる。
パウリノ 新馬戦と2戦目がともに5着だったが、3戦目は7馬身差で逃げ切り勝ち。ただ、今回は相手強化と展開的に厳しい感が否めない。
トリトンテソーロ 6月中旬の新馬戦を勝ち、今回が3カ月ぶりの実戦。その点は少々気になるが、初戦で見せた猛烈な末脚は魅力的なものがある。
プレアレジェンド 6月下旬の新馬戦を押し切って、続くJRA認定戦は後方から差し脚を長く使って勝利。その内容なら、3連勝の可能性が十分だ。
ナッククィーン 8月中旬の新馬戦は二の脚をきかせて先頭に立って押し切り勝ち。距離延長はプラスに出そうで、今回も立ち回り次第で善戦以上が可能だろう。
サキドリトッケン 新馬戦はハナ差での2着だったが、2戦目を圧勝して前走は最後方から2着と見せ場十分。今回は吉原寛人騎手起用が大きな援軍だ。
そのほか、リネンウォーリア、フカガワブギョーが出走する。
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レースの狙い
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プレアレジェンドは前走が見どころある伸び脚で、馬体的にも上積みが見込めそう。サキドリトッケンは前走がスタート後の不利で最後方となったが、大マクリで2着に入った内容には評価が必要で、この2頭の一騎打ちが濃厚だ。あとは3連勝式の候補として、相手なりに動けそうなモーモーゴールドを筆頭にマーク。エイヨーニニギ、タケノツルギは好位で流れに乗れれば残り目が考えられそうだ。先行力があるカシノアミュレットにも少々注意。
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