| 重賞レース直前情報 |
9月23日(祝・火)に浦和競馬場で、第36回テレ玉杯オーバルスプリントJpnIII(3歳以上・1400メートル・18時55分発走予定)が行われます。JRAからはハッピーマン、エートラックス、サンライズフレイム、ガビーズシスターが出走。地方他地区からの出走はなく、地元南関東勢はムエックス(船橋)ら8頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年の3着以内馬15頭のうちJRAは8頭、地方は7頭と拮抗している。JRAは前走重賞で連対している3・4歳が有力で、21年テイエムサウスダン、22年シャマル、23年ドライスタウトと3年連続で勝利。24年は6歳のスレイマン(前走プロキオンステークスGIII・2着)が2着だった。地方はコース実績がある馬をマーク。プラチナカップやさきたま杯JpnIで好走歴があると相当期待できる。23年2着、24年1着スマイルウィは23年さきたま杯(当時JpnII)の2着馬だった。
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JRA所属馬短評
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ハッピーマンは前走サマーチャンピオンJpnIIIが4着。初めて逃げるかたちとなり、直線はゴール前で力尽きてしまった。しかし、古馬との初対戦としては悪くない内容。浦和は初めてだが、好勝負が期待できそう。
エートラックスは前走東海ステークスGIIIが11着。着順だけ見ると負けすぎの感もあるが、4番手で追走して直線残り200メートルぐらいまでは脚があった。JRAの馬場は久々であり、決め手勝負に対応できなかった可能性もある。今回は地方の馬場なので見直したい。
サンライズフレイムは今年の根岸ステークスGIII(4着)で1着コスタノヴァや2着ロードフォンスと差がない競馬をしている。地力はGIII/JpnIIIでも上位なのは間違いない。ただ、末脚を活かすタイプなので展開などに左右される。地方が初めての上、小回りの浦和1400メートルにうまく対応できるか、というのも鍵だ。
ガビーズシスターは2走前のリヤドダートスプリントG2(サウジアラビア)で3着と好走した内容が良い。そのため前走東京スプリントJpnIIIでは1番人気に支持された。レースは8枠15番から出て先団勢を見ながら進め、直線は抜け出すだけだったが、やや伸びを欠いて5着に終わった。今回は距離1400メートルでどんな競馬を見せるか。
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地方所属馬短評
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ティントレット(大井)は3走前に浦和のプラチナカップを勝ち、2走前はさきたま杯JpnI・4着。勝ち馬シャマルをマークしながらレースを進め、直線は突き放されたが見せ場十分だった。
ムエックス(船橋)は前走さきたま杯JpnIで2着と連対。4番手でのインで追走し、直線は外に持ち出されてしぶとく脚を伸ばした。初のダートグレード・浦和コースでこれだけ走ることができれば上々。
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予想のポイント
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ダートで大きく崩れたことがなく、重賞で強敵相手と善戦が続くサンライズフレイムの末脚に期待。斤量54キロで出走できるのも魅力的。エートラックスは距離1400メートルで4着以下になったのは前走だけ。鞍上が2走前同様、ジョアン・モレイラ騎手になることもプラスだろう。ただ、このメンバーで1頭だけ斤量57キロは不利に見える。ハッピーマン、ガビーズシスターに加え、ティントレット、ムエックスにもチャンスがあり、かなりの激戦模様だ。
※浦和競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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