9月15日(祝・月)に水沢競馬場にて、第45回若駒賞(2歳・1600メートル・18時05分発走予定)が行われます。このレースが水沢で実施されるのは、2000年に重賞となってから初めて。出走する9頭のうち、初コースとなるのは4頭。コーナーが4つある条件に対応できるかどうかがカギとなります。ダートでの1600メートル以上を経験したことがあるのが、北海道からの移籍初戦となる1頭だけという点を含めて予想したい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(すべて盛岡ダート1600メートルで、9月20から10月20日に実施)。単勝1番人気は4勝。昨年は2→7→4番人気の順だったが、それ以外の連対馬はすべて3番人気以内となっている。3から2走前に重賞以外で2から3着があった馬が1から2頭連対。開催日程が違うため参考程度のデータとなるが、連対馬の前走はすべて重賞またはJRA認定戦だった。
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出走馬短評
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ウェズン 8月17日の盛岡ダート1000メートルの新馬戦を勝ち、コース替わりと距離延長の今回は試金石の感も。それでも素質で通用する可能性は秘めていそうだ。
ジェイエルビット 6月に水沢の新馬戦と2戦目を勝ち、3戦目の前走は盛岡で2着。2走前に水沢1300メートルで差し切った内容的に、コース替わりはプラスだろう。
イタズラベガ 5月11日の新馬戦は僅差2着で、2戦目の盛岡ダート1400メートルを快勝。その後の2戦は芝で2、3着で、引き続き大きく崩れることはないだろう。
ロジータサンライズ デビュー2戦目に北海道の一般戦を勝ち、その後はJRA認定戦で苦戦続き。今回は岩手初戦となるが、相手なりに動ける可能性はある。
アドレニコル JRAでは6月7日の新馬戦だけで、その後は岩手に移って先行押し切りで連勝。今回は初コースと距離延長がカギだが、再度の逃げ粘りには警戒が必要だ。
キララカ デビュー2戦目に水沢1300メートルを勝ち、最近3戦は2着または3着。母が岩手の活躍馬という血統からも、注目しておきたい存在といえる。
セイクリスティーナ 盛岡の新馬戦は2着だったが、続く水沢1300メートルを圧勝し、盛岡の芝で重賞を連勝。ダート替わりの今回も、素質で押し切りが狙えそうだ。
そのほか、ポデローサ、トゥーナガラリエが出走する。
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レースの狙い
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セイクリスティーナは3走前の水沢で圧勝したスピードが魅力で、引き続き首位争いが狙えそう。アドレニコルは今回も主導権が取れそうで、コース替わりと距離延長でも大きく崩れることはないだろう。ジェイエルビットは今回も好位差しが狙えそうで3番手にマーク。ロジータサンライズは移籍初戦でも立ち回りひとつで善戦以上が考えられる。先行してしぶといイタズラベガ、相手なりに動けそうなキララカが3連勝式の候補。
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