9月30日(火)に金沢競馬場で、第45回白山大賞典JpnIII(3歳以上・2100メートル・17時05分発走予定)が行われます。JRAからはジャスパーロブスト、ディープリボーン、メイショウフンジン、ピュアキアン、カズタンジャーが出走。地方他地区からはシンメデージー(高知)ら3頭が遠征し、地元金沢勢はビバロジータら4頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年で3着以内に好走した15頭中14頭はJRA勢。1、2番人気が揃って連対を外した年はなく、基本的には上位人気が強い。21年1着メイショウカズザと23年3着ペイシャエスの5番人気が最も人気薄での馬券圏内だ。まずはマーキュリーカップJpnIII組が有力で、20年マスターフェンサーと23年ウィルソンテソーロは連勝で制した。22年1着ケイアイパープルは4着、23年2着メイショウフンジンは3着から着順を上げた。また21年2着ミューチャリー(船橋)は前走帝王賞JpnI・4着とJRA勢と遜色ない実績を持っていた。24年1着ディクテオンも帝王賞JpnIで3着と好走し、約3カ月ぶりの休み明けでも底力を見せた。あとはエルムステークスGIIIやレパードステークスGIII、オープン特別でもいいので前走好成績の馬が有力だ。
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JRA所属馬短評
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ジャスパーロブストはダートで11戦5勝、2着5回という安定した成績。2走前のBSN賞は2着に下したホウオウルーレットが次走シリウスステークスGIIIを制した。本馬も重賞で通用する力があると見ていいだろう。
ディープリボーンは前走マーキュリーカップJpnIIIが3着。2番手で直線に入り、最後は外からカズタンジャーに交わされたが、しぶとく脚を使った。地方のダートグレードでも戦えるメドは立った。
メイショウフンジンは23年の本競走でウィルソンテソーロの2着。気分よく先行できれば常に一発はあるが、今回はジャスパーロブストやピュアキアンがいるので難しいレースになりそう。
ピュアキアンは前走マリーンステークスでオープンクラス初勝利。3コーナーでペプチドソレイユに外からまくられて先頭を奪われ、押っ付けられながら直線に入ることになったが、内から盛り返してみせた。先行力と粘り腰、状態の良さを生かして好勝負に持ち込みたい。
カズタンジャーは前走マーキュリーカップJpnIIIで重賞初制覇。直線で自慢の決め手を炸裂させ、最後クラウンプライドを捕まえた。今回、右回りに替わるのがポイントだが、24年近江特別(京都ダート1900メートル)2着の競馬を見る限り、そう心配することはなさそう。
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地方所属馬短評
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シンメデージー(高知)はミッキーファイトやサンライズジパングと差がない競馬をしており、ダートグレードを勝つ力を持っている。帝王賞JpnI・9着以来の休み明けがどうかだが、期待したい一戦だ。
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予想のポイント
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マーキュリーカップJpnIIIに続いてダートグレード連勝を狙うカズタンジャーが中心。年齢的にもさらに上を目指してほしいところ。シンメデージーがダートグレード初制覇なるかにも注目。
白山大賞典(Jpn3)3歳上オープン(中央・地方全国交流)の出走表はこちら
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