重賞レース直前情報
■2025年09月14日
第48回建依別賞(高知)

9月14日(日)に高知競馬場にて、第48回建依別賞(3歳以上・1400メートル・17時05分発走予定)が行われます。夏季休催明け最初の古馬重賞は、黒船賞JpnIIIを頂点にマイル以下がメインだった春夏競馬の総決算。同じく約1カ月の夏休みがあった昨年の勝ち馬は7月のトレノ賞(1300メートル)1着以来の実戦だったヘルシャフトでした。当レースのあと、短距離志向のある馬の陣営は、中距離主体の地元戦を使うか、適性を考慮し他場への遠征を選ぶのか選択を迫られることになります。

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   過去の傾向
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過去5年の傾向から見ていく。単勝1番人気は3勝、2着2回ですべて連対。なお1番人気はその年のトレノ賞1着馬で、同1から3着馬が4年連続で2頭馬券に絡んでいる。トレノ賞を使われていない馬の3着以内は3頭だけ。今年と同様に夏季休催明けに行われた昨年は1、2着馬ともに前走を勝っていた。近3走か当日に吉原寛人騎手または赤岡修次騎手の手綱だった馬が1頭以上3着以内に入っている。20年2着ダノングッドは当日は西川敏弘騎手だが、3走前が赤岡騎手、2走前は吉原騎手だった。

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   出走馬短評
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グッドウッドガイ JRAや大井では出遅れ癖が大成を妨げた感も。しかし高知転入後は改善され、前走のトレノ賞で2着に健闘。7番人気だったがフロック視はしにくい。

グラティアスグー 昨年11月の黒潮マイルチャンピオンシップで重賞初制覇を成し遂げたが、トレノ賞9着など一線級相手の短距離ではひと息。ここも厳しそうだ。

ロードインファイト JRAでの2勝は中距離だったが、高知では短距離にも対応して、トレノ賞で重賞初制覇。重賞連勝の期待は十分といえる。

バリチューロ 昨年は当レース2着から、10月のゴールド争覇(名古屋1500メートル)で重賞初制覇。休催期間中は園田のレースを使われており、レース勘が鈍っていないのも好印象だ。

トゥルーバローズ 昨春の転入後はC級からクラスを上げ今年の大高坂賞2着、黒潮スプリンターズカップ3着。トレノ賞は逃げ切った勝ち馬を追走し失速した展開負けという印象がある。

メイショウウズマサ 21年プロキオンステークスGIII・3着の実績馬で、今年3月の御厨人窟賞で重賞初制覇。前走から赤岡修次騎手に乗替わっており、その点での上積みも期待できる。

サンライズグリット 5月に1400メートルの準重賞を勝利したが、トレノ賞は離れた5着。笠松へ遠征した前走がマイルで3着争いを演じており、今回の舞台はやや距離不足の感がある。

エスポワールガイ 大井や北海道時代にはワンターン1200メートルの重賞(オープン)で連対があるが、一線級相手の高知短距離ではひと押し不足となっている。

ミスズグランドオー JRAオープンから大井を経ての高知初戦を快勝したが、B級以下の準重賞。今回は試金石といえそうだ。

マイネルシトラス 1月の大高坂賞で重賞初挑戦での制覇を果たしたが、黒船賞JpnIII後に約4カ月半休養。8月の復帰戦が1番人気で9着だったが、ひと叩きでどれくらい変わってくるかだろう。

その他、ロイズピーク、カツベンケイが出走する。

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 レースの狙い
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7月のトレノ賞を勝ったロードインファイトの重賞連勝が濃厚とみる。トゥルーバローズは同レースが3番人気で8着だったが、吉原寛人騎手に乗替わっており反撃も十分。同3着メイショウウズマサも赤岡修次騎手の手綱での挑戦は楽しみ。同2着グッドウッドガイ、休催期間中に唯一出走歴があるバリチューロ、長期休養明け2走目マイネルシトラスを押さえに。


建依別賞3歳以上 の出走表はこちら

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