重賞レース直前情報
■2025年09月02日
第57回不来方賞JpnII(盛岡)

9月2日(火)に盛岡競馬場で、第57回不来方賞JpnII(3歳・2000メートル・17時00分発走予定)が行われます。JRAからはルヴァンユニベール、ハグ、ロードラビリンス、メイショウズイウン、ナルカミが出走。地方他地区からの遠征はなく、地元岩手勢はリケアカプチーノら7頭が迎え撃ちます。3歳馬12頭の熱き戦いにご期待ください。

*********
過去の傾向
*********
2024年にJpnII格のダートグレードに昇格し、3歳ダート三冠の最終戦・ジャパンダートクラシックJpnIのトライアルとなった。その昨年はJRA勢に対し、地元岩手のフジユージーンがどれだけやれるかという点に大きな注目が集まったが、JRA勢の強さ・層の厚さが際立つ結果となった。1着サンライズジパングは2歳時にJBC2歳優駿JpnIIIでフォーエバーヤングの2着という実績があった。前走は東京優駿GI・12着だったが、単に芝からダートに路線変更したわけではなかった。2着カシマエスパーダは未勝利、1勝クラス、鳳雛ステークスと3連勝中。3着サトノフェニックスは前走レパードステークスGIII・2着と、上位馬はダート中距離でしっかりとした実績があった。

************
JRA所属馬短評
************
ルヴァンユニベールは前走レパードステークスGIIIで12番人気ながら2着と好走。向正面直線の途中から動いて好位へポジションを上げ、直線は馬群の間を割ってしぶとく脚を伸ばした。上がりが速い展開だったので、悠長に構えていてはおそらく好走できておらず、ジョッキーの判断も見事だった。

ハグは前走レパードステークスGIIIで8枠15番から発走。4コーナーでまくり気味にスパートして直線に入ったものの、ラスト100メートルで脚が上がり4着。上位2頭は内枠だったようにコース取りの面で不利があった。距離2000メートルはギリギリかもしれないが、今回はうまく立ち回りたいところ。

ロードラビリンスは前走レパードステークスGIIIで3番人気に支持されたが10着に敗れた。道中は中団で追走し、直線で末脚にかけたが案外伸びなかった。揉まれ弱いという感じはしないが、前目で競馬をした方がいいタイプなのかもしれない。

メイショウズイウンは伏竜ステークスでルクソールカフェの2着、ユニコーンステークスGIIIでカナルビーグル、クレーキングに次ぐ3着という実績がある。2走前の加古川特別はロードラビリンスに惜敗の2着。前走ターフオーソリティーオブインディア賞は圧倒的1番人気に応えて勝利と、地力と安定感を兼ね備えている。このメンバーでも地力上位だ。

ナルカミは4戦3勝の上がり馬で、レースっぷりも派手で印象に残る。新馬は2着に2秒0の大差をつける大楽勝。2戦目の1勝クラス(中京ダート1800メートル)は軽快に逃げて最後の直線に入るも、残り200メートルを過ぎてから急激に失速して7着に敗れた。ただ、敗因は左回りではなく、オーバーペースだったように見える。ここ2走はマイペースでレースを運んで、終いを生かす競馬をして2連勝。2走前を見る限り2番手でも競馬はできそうなので、重賞でも期待したい。

*************
地方所属馬短評
*************
リケアカプチーノ(岩手)は東北優駿、一條記念みちのく大賞典の連勝を含み、11戦7勝、2着4回と底を見せていない。しかし、昨年の本競走ではデビューから8戦全勝のフジユージーン(岩手)が、3着サトノフェニックスと6馬身差の4着。今年もJRA勢が強力なので厳しい戦いになるだろう。

*************
予想のポイント
*************
8枠12番を引いてしまったがナルカミのスピードと先行力が魅力的。メイショウズイウンは強敵相手にオープンクラスで2度好走しているのが強み。そうした意味ではレパードステークスGIIIを勝利したドンインザムードと同じと言える。レパードステークス組の3頭は馬場状態と展開次第で着順が入れ替わる可能性は十分ある。


不来方賞(Jpn2)3歳の出走表はこちら

赤見千尋の予想にのる

齊藤修の予想にのる

テシオブログの予想にのる
 
 初心者にオススメ!AI予想
[9]ページ先頭へ
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。