9月14日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第61回岩見沢記念(3歳以上・20時00分発走予定)が行われます。今季はじめて出走全馬が負担重量800キロ以上を課される一戦。ここから10月の北見記念、年明け1月の帯広記念とさらにハンデが増えていき、高重量への適性や結果をみながら定量1トンのばんえい記念を目指していきます。過去5回では勝ち馬がすべて異なり、リピーターにとっては受難の傾向ですが、今年はどうでしょうか。
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過去の傾向
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過去5年の傾向から見ていく(23年は3着が同着)。単勝1番人気は3勝を挙げているが2、3着はなし。21年は6番人気、22年には9番人気が勝利するなど、5番人気以下が5頭馬券に絡んでいる。5歳の参戦も意外とあるが、馬券に絡んだのは20年(2、3着)が唯一。7歳の2勝が最多だが、2、3着を含めると【1-2-2-3】の8歳が優秀だ。その年のばんえいグランプリの2、3着馬のどちらかは3着以内に入っている。なお、ばんえいグランプリから重賞連勝を決めたのは24年メムロボブサップのみだが、今年は出走しない。
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出走馬短評
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オーシャンウイナー 今季の重賞では、ばんえい十勝オッズパーク杯8着、旭川記念5着。ともに勝ち馬には大きな差をつけられており、さらに重量増のここは厳しい。
タカラキングダム 5歳シーズンでも、ばんえい十勝オッズパーク杯、ばんえいグランプリとも4着とまずまず。ただそれ以上を望むには展開利などが必要になる。
インビクタ ばんえいグランプリはハンデも厳しく5着だったが、メムロボブサップが不在だった今季それまでの重賞では3戦いずれも3着以内。当然反撃がある。
ヤマカツエース ばんえいグランプリは、同じ6歳世代のナンバーワン・キングフェスタ(2着)から離れた6着。ここも相手が強くあっても掲示板までだろう。
クリスタルコルド 旭川記念で復活し連覇を達成したが、その後はばんえいグランプリ7着などひと息。メムロボブサップが不在でも善戦以上は難しそうだ。
キングフェスタ ばんえいグランプリでは障害を5番手で越えメムロボブサップを追ったが、影すら踏めず2着。しかしその強敵が不在なら勝機は大きい。
その他、マルホンリョウユウ、ダイヤカツヒメが出走する。
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レースの狙い
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コマサンエースが出走取消ならキングフェスタの軸は動かない。ただ830キロが初だけに、再び差し届かない場面もありえ、その際は22年の当レース覇者インビクタの前残りがある。未知の魅力がある5歳馬タカラキングダムが3番手。状態ひと息でもクリスタルコルドが押さえ。
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