| 重賞レース直前情報 |
10月7日(火)に大井競馬場で、第22回レディスプレリュードJpnII(3歳以上牝馬・1800メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはアンモシエラ、タクシンイメル、テンカジョウ、バスタードサフラン、ビヨンドザヴァレーが出走。地方他地区からはアンティキティラ(高知)が出走し、地元南関東勢はフェブランシェら6頭が迎え撃ちます。牝馬12頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年で3着以内に入った15頭はすべてJRA馬。牝馬のトップクラスが必ず出てくるわけではないが、JRA勢が層の厚さを見せつけている。しかも、1番人気の成績が2勝、2着2回、3着1回で3着内率100%となっている。24年からマリーンカップJpnIIIが3歳牝馬限定戦になったことで、基本的には4歳以上が中心になる。ブリーダーズゴールドカップJpnIIIかスパーキングレディーカップJpnIII組が最有力。24年は前走帝王賞JpnI・4着のグランブリッジが1番人気に応えて勝利した。目立つ実績があれば、別路線組でも当然チャンスはある。
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JRA所属馬短評
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アンモシエラは前走スパーキングレディーカップJpnIIIは5着。先頭と少し離れた3番手につけるも、直線の最後で伸びを欠いた。距離1600メートルとはいえ、やや粘りを欠いた印象は否めない。24年羽田盃JpnI・2着以来となる大井1800メートルで変わり身を見せられるか。
タクシンイメルは昇級戦となった前走名古屋城ステークスは14着と惨敗。果敢に先頭を奪うも、直線で苦しくなり、残り300メートルあたりで交わされた後は抵抗できなかった。レース前半途中からペースアップしたことで展開が厳しくなり、最後失速したのはやむを得ない印象だ。ここで通用しないと判断するのは早計だろう。
テンカジョウは前走スパーキングレディーカップJpnIIIで3着に敗退。距離1600メートルがどうかという心配があったものの、地力でカバーすることを期待されたが、予想以上に響いたようだ。斤量58キロだったとはいえ、勝負どころでの反応が悪く、伸びが案外だった。今回の大井は初だが、距離は1800メートルなので巻き返したい。
バスタードサフランは前走JRAアニバーサリーステークスを勝利してオープンクラス入り。逃げたワイドブリザードの2番手で追走すると、直線であっさりと交わしてそのまま押し切った。少し相手に恵まれた感じもするが、勝ちっぷりは良かった。ここでどれだけやれるか注目だ。
ビヨンドザヴァレーは初ダート。半兄に16年青葉賞GIIを制したヴァンキッシュラン(父ディープインパクト)らがおり、芝向きの血統という印象。
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地方所属馬短評
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フェブランシェ(大井)は前走スパーキングレディーカップJpnIIIでダートグレード初制覇。スピードと先行力を生かして早目に抜け出し、JRA勢を完封した。今回は200メートルの延長が鍵だが、充実している今ならば期待十分。
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予想のポイント
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今年のエンプレスJpnII杯でオーサムリザルトに初黒星をつけたテンカジョウの地力にあらためて期待したい。タクシンイメルは自分のペースで走ることができれば面白いが、フェブランシェやアンモシエラがどのタイミングで絡んでくるかがポイント。展開的にはバスタードサフランも面白い。
※大井競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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