10月25日(土)に金沢競馬場にて、第23回金沢スプリントカップ(3歳以上・1400メートル・17時15分発走予定)が行われます。今年は船橋、兵庫、高知から各1頭が出走し、金沢所属馬は4頭での7頭立て。地元の4頭のうち3頭は重賞タイトルの持ち主で、遠征馬の3頭のうち2頭は元JRAのオープン馬。この頭数でもスピード勝負になりそうで、展開ひとつで結果が変わりそうな一戦といえるかもしれません。
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過去の傾向
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この時期に実施されるようになった過去2回の結果をみていく。23年は6→7→5番人気で、北海道→金沢→船橋の順。昨年は2→1→3番人気で、金沢→大井→笠松の順だった。3着内馬はすべて2走前が準重賞・重賞で、昨年の2着馬以外はいずれも牝馬。ちなみに23年は1番人気の浦和所属馬が10頭立ての9着で、2番人気のオヌシナニモノが3着からクビ差の4着。3番人気の浦和所属馬も8着に敗れていた。
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出走馬短評
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オヌシナニモノ 前走は4着だったが、休み明けはいまひとつのタイプで度外視可能。JRAで4勝、金沢で14勝を挙げている実績は上位で、改めて注目が必要だ。
ハクサンパイオニア JRAで2勝を挙げ、金沢移籍後は19戦して3着以内が16回と好成績。今回も先手を取れれば、1400メートルの重賞を連勝しているスピードで押し切れる。
ミスズグランドオー 高知からの遠征馬。JRAで4勝、オープンでは3着が2回で、今年は大井と高知で各1勝。建依別賞は落馬で競走中止も、前走の園田チャレンジカップで僅差2着の地力は互角以上だ。
ジャックオレンジ 船橋からの遠征馬。船橋で2勝してJRAに戻って1勝し、その後は船橋所属で7勝。スピード的に見どころがあるが、右回りの実績が乏しい点は気にかかる。
ショウガフクキタル 2歳時と3歳時に各3勝したが、今年は2着1回、3着2回といまひとつ。それでも好位付けからの流れ込みに警戒する手はあるだろう。
ヴァトレニ 兵庫からの遠征馬。JRAの芝で6勝、障害で1勝を挙げ、兵庫では移籍初戦と2戦目で大敗したが、3戦目の前走でダート初勝利。今回も押さえる必要がありそうだ。
そのほか、タントゥームが出走する。
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レースの狙い
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オヌシナニモノは休み明け2戦目なら本来の実力を発揮できるとみて中心に指名。今回も好位付けのかたちが取れそうなミスズグランドオーが強敵だ。ハクサンパイオニアは単騎逃げに持ち込めれば押し切りが十分。ヴァトレニは前走が5頭立てでの勝利でも、再度の下原理騎手の騎乗なら無視できない感がある。7頭立てなので、狙い馬は4頭で。
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