10月19日(日)に盛岡競馬場にて、第25回トパーズカップ(3歳・ダート1800メートル・18時15分発走予定)が行われます。条件クラスは3歳限定戦が終了していますが、久しぶりに重賞に戻ったこの一戦は3歳馬にとって大きな目標。出走12頭のなかでは、6月29日の一條記念みちのく大賞典でヒロシクンに競り勝ったリケアカプチーノが圧倒的な注目を集めそう。相手探しの一戦となる可能性が高いかもしれません。
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過去の傾向
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岩手競馬でこの時期に地元所属馬限定の3歳の中距離重賞が実施されるのは久しぶり。ここでは、岩手所属馬限定だった23年までの不来方賞(ダート2000メートル)を対象に過去5回分の結果をみていく(23年のみ水沢)。1番人気馬は2着1回、3着2回。その反面、2番人気馬が4勝、2着1回と好成績を挙げている。連対馬はすべて4番人気以内で、22年と23年は3着が6から7番人気馬だったが、基本的には上位人気馬が優勢だ。『ダービー』(優駿競走)で5着以内に入っていた馬が1から2頭連対している。
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出走馬短評
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キングミニスター 北海道所属の2歳時に盛岡のジュニアグランプリを勝ち、今春の岩手初戦から4戦連続3着で不来方賞JpnIIは大敗。地力は上位でも、馬体重の減少傾向は気にかかる。
タカマキファイブ 2歳夏の新馬戦と2戦目で2着に入り、秋に初勝利を挙げたが、それ以外は今年の春まで大敗続き。しかし5月以降は好成績が多数と、地力がついた感がある。
リュウノナポレオン 2から3歳時は南関東で2着2回、3着3回、今春から岩手所属でウイナーカップを含む5勝をマーク。今回の距離は微妙でも、地力的には侮れない。
リケアカプチーノ 高知でデビューから岩手に移り、11戦連続で連対して東北優駿と一條記念みちのく大賞典を勝利。前走の不来方賞JpnIIは6着でも岩手所属馬では最先着と実力を示した。
タイセイアダマス JRAでは大敗が続いたが、岩手移籍後は8戦4勝で、最近3戦はすべて完勝。今回の距離は微妙でも、今の勢いには警戒する必要がありそうだ。
ユウユウコラソン ネクストスター盛岡で3着に入り、今年はイーハトーブマイルを含む5勝をマーク。東北優駿では大差の3着だったが、同世代が相手なら地力は上位だ。
タナハシ JRAでは中長距離で大敗多数の成績だったが、岩手移籍初戦と2戦目を快勝。今回はコース替わりが課題でも、連勝の勢いには警戒が必要だ。
バイアメ 北海道で5戦いずれも大敗し、岩手では4勝。夏場は大敗続きでも最近2戦の成績は良好で、気温が下がると実力を発揮するタイプなのかもしれない。
そのほか、マツリダマスラオ、サウザンドマイル、フタイテンホイール、マルケイロジャーが出走する。
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レースの狙い
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リケアカプチーノが圧倒的に上位で、相手を絞りたい一戦。その筆頭には、移籍後が2戦2勝のタナハシを指名する。タカマキファイブは差し脚が魅力で、ここでも上位食い込みが狙えそう。リュウノナポレオンは好位からの流れ込みが可能とみて押さえておく。寒い時期に好成績を残すバイアメが連下の穴。
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