10月28日(火)に金沢競馬場にて、第3回ネクストスター金沢(2歳・1400メートル・20時10分発走予定)が行われます。今年の出走馬11頭のうち、北海道でデビューした馬は3頭。23年3着のスペリオルパンサー、昨年2着のビバロジータが北海道からの移籍馬で、今年も注目が必要な存在といえます。対する地元デビュー馬は、トライアルの石川テレビ杯を制したエムティジークに注目が集まりそうです。
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過去の傾向
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過去2回の結果を振り返る(23年は9月24日に実施)。23年は1→3→2番人気の順で、昨年は3→1→5番人気。勝ち馬は2回とも牝馬で、北海道で勝利を挙げていた馬が3着以内に1頭だけ入っている。石川テレビ杯の勝ち馬が、23年は1着、昨年は2着と好成績。3着内馬はすべて前走で2着以内に入っていた。
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出走馬短評
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グリーゼ 北海道のJRA認定新馬戦を勝った後は苦戦が続いたが、6戦目のオープンで3着。続く移籍初戦の金沢シンデレラカップは2着と、調子上昇の感がある。
ノトフェニックス 5戦して未勝利でも8着だった石川テレビ杯以外は2着または3着。ただ、差のある敗戦が多いだけに、ここに入ると少々厳しい。
エムティジーク 初戦と2戦目は勝ち馬から差のある2着だったが、その後の2戦は2歳1組を大差、石川テレビ杯は6馬身差でともに逃げ切り。今回も先手を取れれば押し切りが狙える。
レイモアナ 9月末の新馬戦で余裕十分の逃げ切りを見せたが、2戦目の今回は一気の相手強化。脚力はありそうでも、試金石と考えるのが妥当だろう。
ケーズコマクサ 6月下旬の新馬戦を圧勝し、2戦目は大敗したが、石川テレビ杯は2着で前走を快勝。船橋の本田正重騎手を起用した点も不気味に映る。
グラシアレス 北海道では6月のデビューから3戦連続で大敗したが、4戦目は2着で、5戦目でJRA認定戦を勝利。続く金沢初戦の前走は快勝と、充実してきた感がある。
エムティブレイド 北海道で3戦目の未勝利戦を勝ち、金沢初戦の石川テレビ杯は大敗したが、前走はグラシアレスとは5馬身差でも2着。ただ、時計的に劣勢だ。
そのほか、モーモークローム、リュウノタイタン、リュシエンヌ、ヤマミダイオウが出走する。
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レースの狙い
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近2走が逃げ切り圧勝のエムティジークが断然。相手筆頭には移籍初戦の金沢シンデレラカップで2着に入ったグリーゼを指名する。ケーズコマクサは今回も好位付けのかたちが取れれば善戦以上が十分。グラシアレスは時計的に微妙でも、最近の成績的に侮れない感がある。エムティブレイドは力量的に微妙だが、3連勝式の候補として少々マーク。
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