10月29日(水)に園田競馬場にて、第3回ネクストスター園田(2歳・1400メートル・16時15分発走予定)が行われます。23年はマミエミモモタロー、昨年はオケマルが無敗でこのレースを勝ちましたが、今年は無敗馬が不在。8頭の出走馬のなかで実績上位といえるのは、兵庫ジュベナイルカップを制したエイシンイワハシルですが、ハナ差での勝利なら着順だけで判断するのは危険。今年は上位拮抗と考えるのが妥当でしょう。
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過去の傾向
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過去2回の結果を振り返る。23年は1→3→2番人気の順で、昨年は1→2→5番人気。3着内馬はすべて前走が1400メートルで1着。また、2走前までにJRA認定戦を勝利していた。通算2戦の馬が1頭だけ連対しているのも特徴的だ。
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出走馬短評
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アングレ 初出走戦はリーガルタイムのクビ差2着でも3着には7馬身差で、続く2戦目は逃げ切り勝ち。前走の兵庫ジュベナイルカップは先行粘り込みで3着に残った内容なら、数字以上の評価が必要だ。
リーガルタイム 初出走戦はインコースから競り合いを制する強い内容で、2戦目の兵庫ジュベナイルカップは差し脚を見せてハナ差2着と惜しい内容。今回も立ち回りひとつで勝機がある。
ゴッドフェンサー 初出走戦を楽勝して臨んだ兵庫ジュベナイルカップは5着で、勝負どころでの位置取りの差が出た印象。続く前走は快勝で、今回も先行できれば侮れない。
サザンウォリアー 820メートルのデビュー戦を圧勝して、約2カ月半ぶりの実戦だった前走はJRA認定戦で2番手のままエイシンリガーズの2着。今回は相手が上がるが、叩き2走目の前進には警戒が必要だ。
エイシンリガーズ 北海道でJRA認定新馬戦と2戦目を勝ち、栄冠賞は4着でサッポロクラシックカップは3着と好走。移籍初戦の前走は逃げ切りで、今回も逃げ粘りが期待できる。
ミルトイブニング 820メートルの初出走戦を勝ち、続くJRA認定戦を勝利。兵庫ジュベナイルカップは6着でも早めに仕掛けた内容は見せ場十分で、前走だけで見限れない感がある。
ワローテル 浦和でのデビュー戦を大敗し、2戦目から兵庫に移って4戦目を勝利。しかし時計的には劣勢で、今回の顔ぶれでは厳しい感がある。
エイシンイワハシル 北海道のJRA認定新馬戦を勝ち、栄冠賞は3着でサッポロクラシックカップは7着。兵庫初戦の兵庫ジュベナイルカップは仕掛けが決まっての勝利で、今回も立ち回り次第で勝機がある。
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レースの狙い
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兵庫ジュベナイルカップの出走馬が有力で、魅力があるのは粗削りでも脚力があるリーガルタイム。エイシンイワハシルは今回も好位差しのかたちが取れそうで、首位争いが期待できる。6着だったミルトイブニングも折り合いひとつでチャンスがありそう。先行力があるアングレも押さえたい。エイシンリガーズは展開的にどうかだが、主導権を取っての逃げ残りに警戒しておく。
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