10月30日(木)に名古屋競馬場にて、第3回ネクストスター名古屋(2歳・1500メートル・19時55分発走予定)が行われます。出走12頭のうち北海道デビュー馬は5頭いて、JRA認定新馬勝ちがあるのと、名古屋移籍後に初勝利をマークしたのが各2頭。最近の成績から人気を集める馬は偏りそうですが、展開ひとつで結果が変わるのが名古屋コースの特徴のひとつ。人気薄の台頭に警戒する必要があるでしょう。
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過去の傾向
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過去2回の結果を振り返る。23年は1→2→9番人気の順で、昨年は6→5→2番人気。3着内馬はすべて3戦以上して、前走が2着以内。連対馬4頭のうち3頭はデビューからすべて4着以内で、例外の23年1着ミトノユニヴァースも2走前の北海道の重賞での7着以外は4着以内をキープしていた。
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出走馬短評
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ニドネ 新馬戦は4着だったが、その後は6戦連続で3着以内。時計の比較でも上位で、今回も相手なりに動ける可能性が高い。
マンデーロウリュウ 北海道で4戦目の普通競走を勝ち、名古屋では移籍初戦のJRA認定セレクトゴールド第1戦で2着に入り、続く前走を好位付けから差し切ってアンジェルを2着にしりぞけた。ただ、時計的には劣勢だ。
ポンコツソード 新馬戦を最低人気で勝ち、続く2戦目は大敗でも、3戦目のJRA認定セレクトゴールド第2戦は追い込んで2着。今回も展開次第で上位争いに加われる。
アンジェル 北海道では3戦未勝利で掲示板までだったが、名古屋移籍後は4戦1勝、2着2回と上々。今回も好位付けのかたちが取れれば善戦以上が可能だろう。
テクノレモン 北海道で4戦して、3着1回、5着2回から名古屋に移って920メートルでの初戦を勝利。しかしその後は3戦いずれも苦戦と、距離に苦労している感がある。
リアンニーケ 6月下旬の新馬戦を逃げ切って、2戦目は積極策から粘れず3着。今回は約3カ月半ぶりの実戦だけに、様子見が妥当かもしれない。
アルティメイタム 初戦は900メートルで5馬身差で2着に敗れたが、1500メートルの2戦目は好位差しで5馬身差の圧勝。今回の相手でも通用する可能性はある。
ミモザノキセツ 北海道のJRA認定新馬戦を6馬身差で逃げ切ったが、その後は4戦すべて苦戦。しかし名古屋初戦の前走JRA認定セレクトゴールド第3戦で押し切った内容なら、今回も注目が必要だ。
ワタシイノッテマス 8月末に北海道のJRA認定新馬戦を逃げ切ったが、名古屋移籍後は2戦とも失速して最下位。その近況では、ここでの一変は考えにくい。
ゴールドレター 900、920メートルで連勝し、1500メートルでも逃げ切って3連勝。しかしその後はひと押し不足で、小柄な馬体が影響しているのかもしれない。
そのほか、ネフェルアスティ、リトルリリイが出走する。
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レースの狙い
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ミモザノキセツは名古屋初戦の前走が強い内容で、ここでも先行押し切りが狙えそう。ニドネは同じ前走が2着でも、6戦連続3着以内の成績を評価する。アルティメイタムは相手が上がるが、デビュー3戦目の上積みを見込んで3番手にマーク。ポンコツソードは前崩れの流れになれば、上位食い込みの目が出てきそうだ。マンデーロウリュウは時計的に微妙でも、相手なりに差を詰めてくる可能性に警戒しておく。
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