重賞レース直前情報
■2025年10月12日
第48回ナナカマド賞(帯広)

10月12日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第48回ナナカマド賞(2歳・20時00分発走予定)が行われます。馬インフルエンザの影響で新馬戦の開始が遅くなりましたが、例年と同様、牡馬1レース、牝馬2レースの特別戦を経て、三冠の初戦を迎えます。今年は牝馬が6頭と多いものの、2歳A級-1組を牝馬が制したのは青雲賞といちい賞の裏で一線級が不在だった1度のみ。例年と同様、牡馬が優勢と考えるほうがいいのかもしれません。

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   過去の傾向
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過去5年の傾向から見ていく。単勝1番人気は3勝、2着1回。7勝と突出した実績馬が出走していた21、22年は上位人気3頭での決着となったが、最高が5勝以下だったその他3回は、7番人気以下の伏兵が1から2頭馬券に絡んでいる(今年の最高はオレノコクオウとキョウエイジェットの4勝)。牡馬オープン・青雲賞の1から3着馬が馬券に1から3頭絡んでいるのが特徴的。牝馬は11頭出走して1勝、3着1回と不振だが、20年1着アバシリサクラは2歳A級-1組で牡馬相手に勝利があり、相応の実績があれば割り引く必要はない。

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   出走馬短評
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ホクセイタケコ 新馬戦は強い勝ち方で、それ以来の勝利が相手に恵まれた9月15日のA級-1組。しかし前開催のA級-1組が9着だったことを考えると強気にはなれない。

ホクセイイワキヤマ 新馬戦から1、1、2着のあと休養し、秋初戦の青雲賞を早め先頭から押し切って勝利。前開催のA級-1組が賞金ハンデを課されても2着ならここも有力だ。

オレノコクオウ 青雲賞は4着、前開催のA級-1組は5着とともに1番人気にこたえられず。しかし、A級-1組で2勝を含む世代最多タイの4勝を挙げている実力は侮れない。

カワノラクシュミー いちい賞の2着馬で、前開催のA級-1組では牡馬に割って入って4着。前走より牝馬が多いここは、さらに接戦に持ち込めそうだ。

スターノチカラ 1勝という点では実績的に劣るが、青雲賞2着、前開催のA級-1組でも3着など善戦傾向があるタイプ。ここも相手候補に欠かせない。

ジェイノヒメ いちい賞は出走取消だったが、前走A級-2組でしぶとく伸びて3勝目をマーク。ただ、1着か8着以下しかないムラのある成績では狙いにくい。

ジェイノホマレ 第1回能力検査を牝馬トップタイムで合格し、白菊賞までは順調だったが、その後は苦戦。いちい賞も見せ場なしで、体調面に不安があるのかもしれない。

キョウエイジェット 青雲賞は逃げて5着だったが、前走のA級-1組では決め手を見せて快勝。半兄が22年のヤングチャンピオンシップを制したキョウエイプラスという血統も魅力だ。

その他、パワーシンデレラ、ピュアリーヒナリが出走する。

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 レースの狙い
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ホクセイイワキヤマは青雲賞では5番人気だったが終わってみれば完勝。キャリア5戦はメンバー最小でまだまだ上積みが見込める。ひと息の近況だが4勝馬オレノコクオウに、1勝でも安定感あるスターノチカラ。10頭中7頭の前走だった9月28日のA級-1組戦の勝ち馬キョウエイジェットと牡馬4頭にはいずれも勝機が見込める。いちい賞で2着の牝馬カワノラクシュミーを押さえる。


ナナカマド賞(BG3)2歳オープン別定 の出走表はこちら

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