10月19日(日)に佐賀競馬場にて、第8回佐賀オータムスプリント(3歳以上・1400メートル・17時25分発走予定)が行われます。昨年の1、2着馬は出走していますが、全体的に見ると混戦模様と考えるのが妥当。逃げ先行タイプと、差し追い込みタイプに分かれると考えてよさそうで、展開を推理して予想を組み立てるほうがいいかもしれません。土曜日に雨予報が出ている点にも注意が必要です。
------------------------------
過去の傾向
------------------------------
過去5年の結果をみていく。1番人気馬は2着3回、3着1回。2番人気馬は3勝、2着1回で、最近4年の連対馬はすべて3番人気以内となっている。連対馬はゼッケン1から5番と6から10番の組み合わせになっているのが特徴的。前走が2着以内だった馬が1から2頭連対している。2から4走前に重賞で4着以内があった馬が1頭だけ連対している(今年は該当馬が不在で、重賞で5着が1頭いる)。
------------------------------
出走馬短評
------------------------------
テイエムフォンテ 昨年のこのレースの2着馬だが、今年は未勝利で2着4回、3着5回。それでも重賞で大きく崩れていない点は、強調材料として挙げられる。
シルヴァーゴースト JRAの短距離で2勝を挙げ、4月の佐賀初戦は5着だったが、その後は3着2回を経て4連勝。今回の相手でも逃げ切る可能性はある。
レディオガガ 南関東で4勝を挙げ、5歳時から高知に移って7勝をマーク。今回は佐賀での初戦で重賞と条件的には微妙だが、通用する可能性は秘めていそうだ。
オオイチョウ 北海道のJRA認定新馬戦を勝ち、北海優駿で3着。今年から佐賀所属で4勝を挙げた差し脚は魅力十分で、北海道の石川倭騎手を起用した点も不気味に映る。
ロードミッドナイト JRAと高知で各2勝を挙げ、昨年は佐賀初戦のこのレースを勝利。前走は1300メートルで伸びを欠いたが、2走前の1400メートルで早め先頭から押し切った内容には注目できる。
マイネルサハラ JRAのダート1800メートルで2勝を挙げ、昨冬の佐賀移籍後は13戦7勝と好成績。吉野ヶ里記念では逃げ粘れずの5着だっただけに、今回も展開が最大のカギとなる。
フェブキラナ JRA時に1勝クラス交流戦を含む2勝を挙げ、佐賀移籍後は47戦して3着以内が28回と好成績。ただ、重賞では6回出走して3着1回までとなっている点は気にかかる。
タイキマクスウェル JRA時は初勝利後に苦戦が続いたが、高知移籍後に10勝を挙げ、佐賀では5戦4勝。前走の鳥栖大賞は早々に失速したが、距離短縮で地元馬同士なら巻き返しが必至だ。
そのほか、ナムラカメタロー、マイネルダグラスが出走する。
------------------------------
レースの狙い
------------------------------
メンバー的に早い流れになりそうで、差し脚を長く使えるオオイチョウを中心視。逃げ粘りを狙うシルヴァーゴーストを相手筆頭に指名する。ロードミッドナイトは前走がいまひとつでも、好位付けのかたちを取れれば善戦以上が十分。マイネルサハラは競らずに行けるようなら残り目がありそう。タイキマクスウェルも折り合いひとつで上位争いが可能だろう。相手なりに走るテイエムフォンテが連下の押さえ。
佐賀オータムスプリントオープンの出走表はこちら
齊藤修の予想にのる