10月26日(日)に高知競馬場にて、第3回ネクストスター高知(2歳・1400メートル・18時05分発走予定)が行われます。高知の2歳重賞は年末には同距離で金の鞍賞が組まれていますが、賞金額としてはこちらが大きく実質2歳チャンピン決定戦。過去2回の勝ち馬は23年プリフロオールイン、24年ドライブアウェイともその後も重賞を制す活躍を見せています。今年の出走12頭も粒揃いで、前哨戦となる2つの準重賞(堆金菊特別と潮菊特別)の結果も参考にしながら検討したいところです。
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過去の傾向
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過去2年の結果から見ていく。ともに単勝1番人気が勝ち、2着は4、2番人気。3着は6番人気となっている。7月までに高知か門別の新馬戦を勝ち、ここまでに高知で実施された2つの準重賞(堆金菊特別と潮菊特別)のどちらかで連対していた馬が計3頭連対(例外の23年1着プリフロオールインは新馬戦2着で準重賞には不出走)している。なお3着馬は23年が潮菊特別の3着馬、24年が堆金菊特別の3着馬だった。
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出走馬短評
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エンドレステイル デビューが2週間前の新馬戦で、2着に大差をつけての逃げ切り勝ち。2戦目での重賞挑戦でも軽視できない。
シシランマン 新馬戦はサンフラワームーンにちぎられての3着で、初勝利は5戦目の3組。力量的に微妙で堆金菊特別、潮菊特別と同様ここも掲示板までだろう。
サンフラワームーン 新馬戦、堆金菊特別ともクスダマを2着にしりぞけて2戦2勝。そのクスダマが潮菊特別を勝ったことでこの馬の評価も上がった感がある。
キッサキ 北海道4戦未勝利からの高知では、4組、3組と連勝中。一気の相手強化となるここは力を試す場といえる。
ジョウショーボビー JRAブリーズアップセールの取引馬。新馬戦から連勝し、潮菊特別では1番人気で3着だったが、行き脚がつかず後方から追い上げた脚には見どころがあった。
トサノシュジンコウ 新馬戦を6馬身差で制すと、続く2組と連勝。堆金菊特別3着、潮菊特別2着と、相手が上がっても崩れていないのは評価でき、馬体が増加傾向なのも良い。
エアロノート 母は高知優駿2着など当地で活躍。本馬は新馬戦3着から、2戦目の3組で初勝利。潮菊特別は6着だったが、ハナを奪うスピードを披露している。
クスダマ 新馬戦から4戦続けて2着だったが、前走の潮菊特別で4コーナー先頭から押し切って初勝利。ここも有力馬の1頭だ。
バリジグリー 新馬戦では2着に大差をつけたが、一線級相手では苦戦。決め手にも乏しく、もう少し前でレースができないと厳しそうだ。
モリノカーニバル 新馬戦では2着惜敗だったが、そのレースの勝ち馬が堆金菊特別では10着。ここに入ると実力的に劣勢だ。
その他、シェエム、メイジョウエナジーが出走する。
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レースの狙い
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エンドレステイルは新馬戦を勝っただけだが、その勝ち時計が今年の高知2歳の1300メートル戦で最速。一気に相手が上がるがスピードを信頼する。相手は準重賞の堆金菊特別を含め2戦2勝のサンフラワームーン。堆金菊特別2着からもうひとつの準重賞・潮菊特別を制したクスダマや、準重賞2戦が3、2着と安定しているトサノシュジンコウも有力。穴は唯一の北海道デビュー馬キッサキ。
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