10月26日(日)に盛岡競馬場にて、第41回プリンセスカップ(2歳牝馬・ダート1400メートル・17時35分発走予定)が行われます。地方全国交流の一戦に今年は北海道から6頭、川崎から1頭が参戦して、岩手所属馬は5頭だけ。昨年は北海道から5頭が出走して3着までを独占しただけに、地元で4連勝中のセイクリスティーナには大きな期待がかかります。この結果次第で、グランダム・ジャパン2歳シーズンへの道が出てくるかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(20年は水沢で11月30日に実施)。20年は2→3→8番人気の順だったが、それ以降は1番人気馬が勝利。ただし2着は4から5番人気馬で、3着が2から3番人気馬となっているのが興味深い。最近2年は北海道からの遠征馬が3着以内を独占して、2着は5年いずれも遠征馬。岩手所属で勝利を挙げた2頭は、ともに重賞を制していた実績があった。
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出走馬短評
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ゴールデンリング 北海道からの遠征馬。4月末のJRA認定新馬戦を勝ち、その後は4戦して3着2回と好走。ひと押しに欠ける感は否めないが、相手なりに動ける可能性はある。
デンコウセッカ 芝の新馬戦を勝ち、若鮎賞は大敗したが、3戦目のJRA認定戦は差して3着。しかし前走のビギナーズカップが最下位では、ダート適性に疑問符がつく。
トリスティ 北海道からの遠征馬。7月のJRA認定新馬戦を勝ち、中2週で臨んだ2戦目は大敗したが、3戦目のJRA遠征では先行粘り込みで3着。この条件でも侮れない存在だ。
スルーザミル 北海道からの遠征馬。6月末のJRA認定新馬戦を勝ち、続くリリーカップは3着に入ったが、その後は2戦とも大敗。笠松の渡邊竜也騎手を起用した点は不気味だが、力量的には厳しそうだ。
セイクリスティーナ 5月末の新馬戦は2着だったが、その後は4戦連続で差し切り勝ち。芝で2勝、ダートで2勝と、岩手の2歳馬では力量上位の感がある。
サラサチャレンジ 川崎からの遠征馬。1400メートルの新馬戦を勝ち、その後はすべて4着以内と善戦。今回もグランダム・ジャパン2歳シーズンのポイントを加算しにきたと考えていいだろう。
フェアリーライズ 北海道からの遠征馬。8月末のデビュー戦を快勝し、続く前走は最後方から追い込んで僅差3着と見せ場十分。今回も仕掛け次第で善戦以上が可能だろう。
ヴァリュアブル 北海道で3戦いずれも大敗して、前走の岩手初戦で2着に9馬身差をつける大楽勝。しかし前走が大幅体重減での354キロは、厳しい感が否めない。
ウィルラウス 北海道からの遠征馬。2戦目のJRA認定戦を勝ち、続くオープンで2着に入ったが、その後はJRA遠征とフローラルカップで大敗。ただ、距離短縮はプラスだろう。
トリップス 北海道からの遠征馬。5月1日のJRA認定新馬戦を勝ち、その後はJRA遠征を除いていずれも4着以内。今回も先行策からの粘り込みには警戒しておくべきだろう。
そのほか、コンバットスネル、フォーエバートライが出走する。
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レースの狙い
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遠征馬は強力だが、岩手で4連勝中のセイクリスティーナの差し切りに期待。トリスティは今回も相手なりに動けるとみて相手筆頭に指名する。ウィルラウスは最近2戦がいまひとつでも、コーナー2回の盛岡はタイプ的に合いそうで3番手にマーク。先行力があるトリップス、ゴールデンリングも押さえておきたい。サラサチャレンジは中1週が気になるが、3連勝式の候補として一考できる。
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