11月19日(水)に笠松競馬場にて、第12回ラブミーチャン記念(2歳牝馬・1600メートル・16時10分発走予定)が行われます。グランダム・ジャパン(GDJ)2歳シーズン終盤の一戦に今年は北海道から3頭、兵庫から2頭が参戦。なかでもGDJの対象競走を2連勝中のココキュンキュン(兵庫)が人気を集めそう。対する東海勢では牡馬相手のネクストスター笠松と名古屋の各3着馬に注目。安定した強さを見せる北海道勢も当然有力で、ハイレベルな戦いが期待できます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気馬は3勝、2、3着各1回。3着以内はすべて4番人気以内の馬で決まっている。勝ち馬は2走前までに勝利。前走が牡馬相手の重賞で4着以内か牝馬重賞を勝っていた馬が、対象馬がいなかった22年を除き1から2頭連対。北海道所属馬が出走があった年は1頭以上連対し、23年は出走3頭で上位を独占した。金沢シンデレラカップ勝ち馬は23、24年と続けて2着だが、園田プリンセスカップも制したのはココキュンキュンしかいない。
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出走馬短評
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ミスティライズ 北海道からの遠征馬。5月にJRA認定新馬戦を勝つと、地元の牝馬重賞で2戦とも2着で、続く園田プリンセスカップは最内枠で出遅れた。前走のエーデルワイス賞JpnIIIは最後方から追い込んで5着。再度の長距離輸送だが、こなせれば勝ち負けだ。
マンデーロウリュウ 北海道から9月に転入し、初戦のJRA認定戦2着から、続く2歳特別を勝利。前走のネクストスター名古屋では後方から脚を伸ばして3着なら距離延長は悪くなさそうで穴で一考できる。
ミコニス 8月の新馬戦はクビ差の2着で、3戦目を7馬身差で逃げ切って初勝利。前走のネクストスター笠松は好位追走から9着に敗れたが、牡馬相手の重賞を経験したことはプラスになるかもしれない。
ココキュンキュン 兵庫からの遠征馬。6月の2戦目から3連勝し、JRA認定戦こそ4着だったが、地元と金沢の牝馬重賞を連勝。前走は3馬身差の完勝だったが、デビューからほぼ休みなく使われているのは多少気になる。
フェアリーライズ 北海道からの遠征馬。8月に門別で今年最後のJRA認定新馬戦を4馬身差で完勝し、2戦目は0秒1差の3着で、前走の盛岡・プリンセスカップは2着。キャリアは浅いが、3戦すべてレース最速の上がりをマークし、すべて3着以内の安定感は魅力だ。
リマンシテ 兵庫からの遠征馬。9月の初出走戦を6馬身差で圧勝すると、続くJRA認定戦は園田プリンセスカップ3着クリスタルピットらの追い上げを振り切って連勝。重賞は初挑戦だが、ほかに前走で逃げた馬がおらず展開利が見込める。
ラブリーボニータ 5戦して未勝利だが、2戦目の2歳特別で2着、前走のネクストスター笠松では後方から追い込んで0秒6差の3着。相手なりに走れるなら軽視しづらい。
ウィルラウス 北海道からの遠征馬。6月のJRA認定戦で初勝利を挙げ、重賞では6、4着とひと押し足りないが、笠松リーディングの渡邊竜也騎手を起用してきたなら侮りにくい。
そのほか、ハチハチローズ、アーラが出走する。
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レースの狙い
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ココキュンキュンの重賞3連勝に期待。ミスティライズは2度目の遠征で園田プリンセスカップの借りを返すことができるか。相手は上がるが2戦2勝リマンシテの逃げ残りにも警戒したい。フェアリーライズ、ラブリーボニータは末脚を生かせれば2、3着なら。
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