11月9日(日)に佐賀競馬場にて、第13回カペラ賞(2歳・1800メートル・17時25分発走予定)が行われます。昨年はJBCが実施された関係でネクストスター佐賀と日程が逆になりましたが、今年はネクストスター佐賀が10月でこのレースが11月。出走する11頭はすべて過去の出走が1400メートル以下で、コーナー6回と距離延長が課題となります。そのなかで、この条件を味方にできそうな馬を狙いたい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は3勝しているが、2着と3着がゼロ。昨年は1→9→3番人気の順で、1→2→3番人気の順だった23年を除き、5番人気以下の馬が3着以内に1頭だけ入っている。九州ジュニアチャンピオンに出走していた馬が1から2頭連対。前走が2着以内だった馬が1頭だけ連対しているのが特徴的だ。また、勝ち馬はすべて通算2勝以上となっている。
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出走馬短評
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エイヨーニニギ 九州産馬で、7月のJRA小倉・ひまわり賞に出走。3勝はすべて逃げ切りで今回も展開が課題となるが、メンバー的には単騎で行ける可能性が高い。
サキドリトッケン 3戦1勝で迎えた九州ジュニアチャンピオンを勝ち、続くネクストスター佐賀も勝利。3勝はすべて佐賀以外の騎手で、今回も笠松の渡邊竜也騎手が騎乗する。
エルステッド 10戦のうち3着以内が7回と安定しているが、実績としては劣勢。ただ、ネロ産駒でもタイプ的に距離延長がプラスになる可能性がある。
ハクアイドゥマン 門別の普通競走で勝利を挙げ、JRA認定戦で4戦いずれも2着または3着と善戦して、佐賀移籍後は3戦2勝。距離延長でも相手なりに動けるタイプといえそうだ。
ピックアップラック 初戦と2戦目は大敗したが、その後の2戦は差し切り快勝。九州産馬でも血統的には晩成の感がありそうで、距離延長もプラス材料といえそうだ。
ゴーゴーメロディ 門別のJRA認定新馬戦を大敗し、2戦目から笠松で3戦2勝と好走したが、佐賀に移っての2戦は先行するも早々に失速。その近況では苦戦必至だろう。
モーモーゴールド 初戦から5戦連続で3着以内に入ったが、前走のネクストスター佐賀は4着まで。距離延長は微妙でも、差しに回れるようなら善戦以上が狙えそうだ。
フカガワブギョー 5月のデビュー戦から3戦連続で2着に入り、夏場は2戦とも大敗したが、最近2戦は3着。実績は劣勢でも、距離延長をプラスにできる可能性は秘めている。
プレアレジェンド 2戦目にJRA認定戦を勝ち、九州ジュニアチャンピオンは4着でも、ネクストスター佐賀は半馬身差で2着。今回も立ち回りひとつで首位争いが可能だろう。
そのほか、マテラブルース、ナッククィーンが出走する。
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レースの狙い
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サキドリトッケンは距離延長でも差し脚を長く使えそうで、再度の渡邊竜也騎手の起用も魅力。プレアレジェンドは前走が早め先頭での2着だったが、差しに回れば逆転できる可能性がある。ハクアイドゥマンは距離延長がプラスに出そうで一発に注意。連勝中のピックアップラックにも警戒したい。善戦傾向があるモーモーゴールドが連下の押さえ。エルステッドは距離延長が悪くなさそうで、穴で一考できる余地がある。
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