11月16日(日)に盛岡競馬場にて、第15回絆カップ(3歳以上・ダート1200メートル・17時35分発走予定)が行われます。今年も出走する昨年の1着馬と2着馬は、最近の成績が良好。そのほかの10頭が首位争いに加わることができるのかの判断が、予想をする上での最大のポイントといえるでしょう。最近の盛岡競馬場は時計が速くなっている様子。逃げ先行ができるタイプには注意が必要かもしれません。
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過去の傾向
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JBCの関係で9月に実施された22年を除く過去3回と、20年と21年はこの時期に行われたスプリント特別を対象にして結果をみていく。1番人気は1、2着各1回で、2番人気が3勝、2着1回。昨年は2→5→9番人気の順だったが、連対馬10頭のうち8頭は3番人気以内となっている。3着内馬15頭のうち8頭が牡馬で7頭が牝馬。3着以内に入った牝馬は前走が重賞で4着以内、またはオープン特別戦で2着以内に入っていた。2走前までに3着または4着があった馬が1頭だけ連対しているデータもある。
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出走馬短評
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ロードオブザチェコ 浦和デビューで2勝を挙げ、JRAに移って1勝を追加。今年4月から岩手所属で2勝を挙げ、重賞で2着と3着に入った実績は侮れない。
ウラヤ JRAのダート1400メートルで3勝を挙げ、岩手では昨年の絆カップを含む5勝。盛岡1200メートルでは5戦して、クラスターカップJpnIIIの6着以外はすべて2着以内に入っている。
スプラウティング JRAのダート1400メートルで3勝して、岩手初戦の栗駒賞を勝ち、盛岡1200メートルでも勝利。最近2戦はいまひとつでも、この条件でスタート五分ならチャンスがある。
レディブラウン 浦和の桜花賞で3着に入ったが、3歳夏以降は大敗続き。しかし23年12月の岩手移籍後は重賞1勝を含む11勝と一変。今年は昨年の2着以上が狙えそうだ。
オスカーブレイン 2歳時に門別、3歳時に盛岡で1200メートルの重賞を勝ち、今年は短距離のオープン特別で4勝をマーク。今回も先手主張から粘り込みたいところだろう。
エイシントルペード 2歳時に門別で2勝して、兵庫で3勝を加えて、今年6月から岩手で水沢と盛岡の重賞を勝利。最近3戦は善戦止まりでも、実力的に侮れない感がある。
グットフォーチュン JRAの短距離で2勝して、昨年は盛岡の短距離で好走続き。しかし今年は1000メートルで善戦歴があるものの、そのほかでは厳しい戦いが続いている。
スターシューター 大井で13勝を挙げ、昨年12月から岩手に移って今年3月に水沢1400メートルの白嶺賞を勝利。しかしその後は大敗続きで、今回は休み明けという点も気にかかる。
ファイナルキング 船橋で3歳春の若潮スプリントを含む6勝を挙げたが、岩手初戦の前走は最下位。ただ、過去最高の体重と、初めてのマイル戦が影響した可能性は考えられる。
グアドループ JRAで2勝、南関東で1勝して、岩手に移って以降は11戦10連対と好成績。2走前の1200メートルは最内枠で大敗したが、今回は大外枠がプラスになるかもしれない。
そのほか、ブリスタイム、アップテンペストが出走する。
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レースの狙い
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スピード勝負の舞台なら、昨年の覇者であるウラヤと2着のレディブラウンの一騎打ち。前走のスプリント特別はレディブラウンがアタマ差で制したが、今回は好位付けができるウラヤの逆転に期待する。先行力があるエイシントルペード、盛岡での成績が安定しているグアドループが割って入る候補。移籍2戦目で適条件に変わるファイナルキング、好位差しタイプのスプラウティングを3連勝式の押さえとして挙げておく。
絆カップ(M2)オープン の出走表はこちら
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