重賞レース直前情報
■2025年11月03日
第15回JBCレディスクラシックJpnI(船橋)

11月3日(祝・月)に船橋競馬場で、第15回JBCレディスクラシックJpnI(3歳以上牝馬・1800メートル・15時25分発走予定)が行われます。JRAからはテンカジョウ、アンモシエラ、ビヨンドザヴァレー、オーサムリザルト、グランブリッジ、ライオットガールが出走。地方他地区からはアンティキティラ(高知)が遠征し、地元南関東勢はプラウドフレール(船橋)ら7頭が迎え撃ちます。牝馬14頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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24年から牝馬路線もエンプレス杯JpnIIが上半期の最大目標になるなどの変更があった。ただ、本競走とのつながりは以前から薄い傾向だ。その大きな要因は新興勢力の台頭にある。21年はマリーンカップJpnIIIで重賞初制覇を果たしたテオレーマがJpnI初挑戦で勝利を飾った。22年は3歳のヴァレーデラルナが1勝クラスから怒涛の4連勝でJpnI勝利。24年は3歳馬アンモシエラが4馬身差で逃げ切り、3着にも3歳のテンカジョウが入った。23年1着アイコンテーラーは芝からダートに転向したのが2走前だった。前哨戦のレディスプレリュードJpnII連対馬も有力だが、勢いがある馬がいればそちらに注目だ。

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JRA所属馬短評
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テンカジョウは3走前のエンプレス杯JpnIIでオーサムリザルトを撃破して勝利。近2走は人気よりも下の着順だが、スパーキングレディーカップJpnIII・3着は距離、前走レディスプレリュードJpnII・2着は出遅れと、敗因がハッキリしている。不利やアクシンデントがなければ高確率で上位争いができるはず。

アンモシエラは昨年佐賀でのJBCレディスクラシックJpnI覇者だが、それ以降勝ち星がない。特に近2走はスパーキングレディーカップJpnIII・5着、レディスプレリュードJpnII・9着と着順が悪い。意識的に控える競馬をしている感じもあるが、今のところうまくいっていない印象だ。先手を奪う展開に持ち込むことができれば一変しても不思議はない。

ビヨンドザヴァレーは前走レディスプレリュードJpnIIを勝利。大外枠からの発走で、砂を被らずレースができたのが大きかった印象だが、初ダートで勝ち切ったのは立派だ。まだ底を見せていないだけに今回も注目。

オーサムリザルトは前走ブリーダーズゴールドカップJpnIIIで3着に敗退。勝ち馬と1秒0もの差がついたのは誤算だったが、2着ダブルハートボンドとのマッチレースの末、共倒れしてしまった印象だ。連勝時に比べると勢いは欠くものの、あらためて注目。

グランブリッジは前走ブリーダーズゴールドカップJpnIIIで7着に敗退。休み明けとはいえ、堅実さが持ち味だっただけに心配だ。年齢的にも劇的な変わり身は見込みづらいかもしれない。

ライオットガールは23年クイーン賞JpnIIIを勝っており、今回のコースで実績がある。今年は平安ステークスGIIIこそ15着と惨敗したが、それ以外は安定。前走ブリーダーズゴールドカップJpnIIIもオーサムリザルトとダブルハートボンドがガリガリとやり合う展開となり、漁夫の利による勝利という印象だが、自身も好調であるのは間違いないので軽視はできない。

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地方所属馬短評
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プラウドフレール(船橋)は関東オークスJpnII・3着の後、前走マリーンカップJpnIIIを逃げ切りダートグレード初制覇。うまくマイペースに持ち込み、メモリアカフェ、プロミストジーンというJRAの素質馬を完封して見せた。今回は古馬が相手の上、前走のような展開に持ち込めるか微妙だが、船橋3戦3勝という相性の良さは武器。楽しみな一戦だ。

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予想のポイント
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注目はGI/JpnI初制覇を狙うオーサムリザルト。3走前のクイーン賞JpnIIIでハンデ57キロを背負い、アンモシエラやテンカジョウを下したレース内容が秀逸。4戦4勝の距離1800メートルに戻る点と、斤量55キロで走れる点がプラス材料と見たい。相手本線はテンカジョウ、ビヨンドザヴァレー。


JBCレディスクラシック(Jpn1)(指3上牝馬オープンの出走表はこちら
 

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