11月23日(祝・日)にばんえい帯広競馬場にて、第16回ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜・19時30分発走予定)が行われます。4、5、6、7歳、8歳以上の各世代から通算賞金順上位2頭ずつを選抜して争われる重賞です。昨年は8歳以上の区分で出走したメムロボブサップが1着。4、5歳時はともに2着、6歳時は3着でしたが、4度目の挑戦で初勝利。第1回(10年)の勝ち馬ナリタボブサップとの父子制覇でも話題となりました。各世代のレベルを測る意味でも楽しみな一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の傾向から見ていく。単勝1番人気は1勝、2着2回、3着1回。2、3番人気も計4頭しか3着以内に入っておらず、伏兵が台頭しやすい。同じ世代が2頭とも馬券に絡んだのは20年(4歳が1、2着)、21年(8歳以上が1、3着)の2回だけ。8歳以上が【2-1-2-4】で最も成績が良く、逆に7歳の3着以内はない。過去4回ではトップハンデか、牡馬で最軽量ハンデの馬のどちらかは3着以内に入っているのが特徴的。昨年は1着がトップハンデ790キロの8歳馬メムロボブサップで、牡馬として最軽量タイ760キロの5歳馬キングフェスタが2着だった。
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出走馬短評
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オーシャンウイナー 7歳馬。このレースでは5歳時4着、6歳時3着とともに人気以上に駆けている。今年も穴として一考できそうだ。
ツガルノヒロイモノ 6歳馬。七冠馬キングフェスタと同世代のため重賞未勝利だが、今季オープンで好走続き。770キロなら見せ場以上があっても不思議ない。
タカラキングダム 5歳馬。昨季の4歳シーズン三冠馬で、古馬重賞でも善戦を続け10月の北見記念を完勝。しかし当時と馬場状態が変わっているのは気になる。
コウテイ 8歳馬。昨季は北見記念2着、当レース5着から帯広記念で重賞初制覇。冬馬場は合っていそうだが、今年の北見記念は5着で本領発揮はもう少し先のようだ。
マルホンリョウユウ 5歳馬。今季古馬重賞では5着が2回。ただ展開や馬場に恵まれてもそれ以上を望むのは酷だろう。
キングフェスタ 6歳馬。昨年のこのレースなど古馬重賞では2着3回が最高だったが、9月の岩見沢記念で初制覇。トップハンデは厳しいが700キロ台の軽量は歓迎といえる。
コマサンブラック 9歳馬。前回の勝利が23年12月で、今季は前走のA級戦が初連対。冬馬場への適性はあっても力の衰えを感じる近況だ。
サクラヒメ 7歳牝馬。昨年のこのレースは4着でもメムロボブサップを相手に見せ場は十分。今季は順調に出走できていないが、今回は間隔を詰めて使えるところに怖さがある。
スマイルカナ 4歳牝馬。昨年のばんえいオークス馬で古馬重賞挑戦歴もあるが、A1格付ということも考えると多くは望めない。
その他、ホクセイハリアー(4歳馬)が出走する。
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レースの狙い
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キングフェスタは馬場が軽かったとはいえ、北見記念で初の870キロを克服して2着。当時より重量も相手も軽いここはトップハンデでも最有力。ツガルノヒロイモノは近走充実しており6歳馬のワンツーに期待したい。サクラヒメは2週続けての出走で馬体が絞れれば勝利まで。北見記念馬タカラキングダムは馬場さえ合えば侮れない。穴は昨年3着だったオーシャンウイナー。
ドリームエイジカップ(BG3)4歳以上選抜別定 の出走表はこちら
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