| 重賞レース直前情報 |
11月3日(祝・月)に船橋競馬場で、第25回JBCクラシックJpnI(3歳以上・1800メートル・17時20分発走予定)が行われます。JRAからはメイショウハリオ、シャマル、ウィルソンテソーロ、サンライズジパング、キングズソード、ミッキーファイトが出走。地方他地区からはアラジンバローズ(兵庫)が遠征し、地元南関東勢はサントノーレ(大井)ら7頭が迎え撃ちます。14頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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伝統的にJRA勢が非常に強い一戦。過去5年で3着以内に好走した15頭中13頭はJRA勢という状況だ。これでも近年地方勢は奮闘している方であり、JRAが上位を独占するケースが多々ある。JRA勢は基本的に実績上位の人気馬が強い。前走は帝王賞JpnIあるいは日本テレビ盃JpnIIで、しっかりと好走していることが好ましい。上がり馬は別路線組でも大丈夫。
穴は地方馬に託すのが賢明。佐賀で行われた24年は同年の佐賀記念JpnIII・2着キリンジが7番人気で3着と好走した。一方でノットゥルノ(佐賀記念JpnIII・1着)が3番人気で5着に敗れたのが印象的だった。今年は船橋1800メートルで実績がある馬に注目だ。
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JRA所属馬短評
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メイショウハリオは今年、川崎記念JpnIを制しており、8歳ながら元気。前回帝王賞JpnIは無念の競走除外となってしまったが、仕切り直し。休み明けも苦にしないタイプだ。
シャマルが距離1800メートルを走るのは、22年チャンピオンズカップGI・5着以来。この馬にとって距離が1ハロン長いのは確かだが、JBCスプリントJpnIの距離1000メートルは忙しすぎるので、それよりはましか。ただ、実際に今回のメンバーを相手に中距離で勝つのは大変なこと。
ウィルソンテソーロは昨年、コリアカップG3を経て佐賀でのJBCクラシックJpnIを制した。今年はマイルチャンピオンシップ南部杯JpnIを快勝しての参戦。雰囲気としては昨年よりも感触が良い。本競走連覇の期待が高まる。
サンライズジパングは前走マイルチャンピオンシップ南部杯JpnIは1番人気で4着。この馬には少し忙しい距離で大外枠。レースの流れにやや乗り切れずといった感じだったので、この敗戦は悲観することはないだろう。距離が1ハロン延びるのはプラス材料。あらためて期待したい。
キングズソードは23年の大井・JBCクラシックJpnIの勝ち馬。その後は24年帝王賞JpnIを制している。前走日本テレビ盃JpnIIは約1年3カ月ぶりの実戦。最後は脚が上がってしまった感じだが、4コーナーから直線に入るときは動きに迫力があった。上積みを期待したいところ。
ミッキーファイトは前走帝王賞JpnIでGI/JpnI初制覇を達成した。まだ4着以下になったことがなく、安定感は抜群。休み明け、初の船橋でも特に心配はない。
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地方所属馬短評
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サントノーレ(大井)は4走前(昨年10月)のジャパンダートクラシックJpnIがフォーエバーヤングの7着。ダートグレードで今回のメンバーが相手では分が悪いだろう。ただ、近2走は船橋1800メートルのレースを圧勝で連勝中。4歳馬なので伸びしろもあるので、どこまでやれるか楽しみ。
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予想のポイント
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実力的にはミッキーファイトとウィルソンテソーロがややリード。次のグループのサンライズジパング、キングズソード、メイショウハリオあたりがどこまで迫れるか。
※船橋競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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