11月2日(日)に佐賀競馬場にて、第27回九州大賞典(3歳以上・2500メートル・18時05分発走予定)が行われます。今年は8頭のメンバーで、昨年の覇者であるアエノブライアンが注目を集めそう。ただ、コーナー8回の長距離戦という舞台なら、そのほかの7頭も立ち回りひとつで首位争いのチャンスが出てくる可能性が十分。スタミナという点を重視して予想する手があるかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は2勝、3着2回。勝ち馬は2番人気以内で、23年の3着馬の10番人気を除けば3着以内は5番人気以内となっている。2走前が重賞またはオープンで5から7着だった馬が1頭だけ連対しているのが特徴的。4年連続で国見岳特別の連対馬が1頭だけ馬券に絡んでいる。
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出走馬短評
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コスモファルネーゼ 大井で5勝を挙げ、今年から佐賀所属で4勝を追加。重賞には6回出走して2着と3着が各1回と善戦までだが、タイプ的に距離延長はプラスだろう。
フレイムソード 昨年のこのレースの3着馬だが、今年の勝利は1400メートルでのひとつだけ。差のある敗戦が続く近況からも、ここで一変があるとは考えにくい。
アエノブライアン 昨年のこのレースの勝ち馬で、佐賀に移って以降は14戦12連対と好成績。前走は伸びひと息で3着だったが、今回は先行押し切りが可能だろう。
カナラクリーク JRA未勝利から北海道、南関東、名古屋を経て、4走前から佐賀所属で2着2回。鳥栖大賞は見せ場なく大敗したが、ここなら差し脚が届く可能性がある。
ベルウッドグラス JRAのダート中長距離で3勝し、北海道で2勝を挙げて今回から佐賀所属。楽に先行できると強いタイプで、今回も先手が取れるかどうかが最大の課題だ。
ベルノレイズ JRA未勝利から佐賀に移り、C1級で連勝して前走の国見岳特別も圧勝。その上昇度は魅力十分で、重賞でも通用する可能性を秘めていそうだ。
ダノンターキッシュ JRAの芝中長距離で好成績を挙げ、佐賀移籍後は7戦未勝利でも重賞で2着と3着が各1回。本質的にダートは微妙だが、この距離なら侮れない感がある。
そのほか、フルークツォイクが出走する。
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レースの狙い
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アエノブライアンは前走で仕掛けての反応がいまひとつだったが、今回の顔ぶれなら首位争いが狙えそう。上昇の勢いがあるベルノレイズが強敵だ。カナラクリークはひと押しに欠けるが、好位からの流れ込みには注意が必要。ベルウッドグラスは単騎逃げのかたちが取れれば残り目が考えられそうだ。善戦傾向があるコスモファルネーゼが3連勝式の押さえ。
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