| 重賞レース直前情報 |
11月26日(水)に浦和競馬場で、第46回浦和記念JpnII(3歳以上・2000メートル・17時45分発走予定)が行われます。JRAからはデルマソトガケ、ホウオウルーレット、ロードクロンヌ、クラウンプライドが出走。地方他地区からはヘラルドバローズ(兵庫)が遠征し、地元南関東からはスレイマン(大井)ら7頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年で3着以内に好走した15頭のうち13頭がJRA馬で、地方馬は2頭。昔は地方馬もかなり勝負になっていたが、近年はJRA馬が強い。地方馬で好走した21年2着のタービランス(浦和)は前走埼玉新聞栄冠賞1着でここは3番人気に支持された。24年2着のライトウォーリアは同年の川崎記念JpnI勝ち馬だ。JRA馬はまず前走JBCクラシックJpnI組が有力。次に前走白山大賞典JpnIIIなど、ダートグレード連対馬が有力といえる。
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JRA所属馬短評
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デルマソトガケは不調が長い。前走みやこステークスGIIIは転厩&休み明けで8着。上積みは見込めそうだが、勝ち負けまでできるかどうか。
ホウオウルーレットは前走シリウスステークスGIIIで重賞初制覇。展開が向いたわけではなかったが、直線猛烈に追い込んで差し切った。好調を維持しており、終いは確実にいい脚を使うタイプ。距離2000メートルも合っていそうなので、浦和コースに対応できれば。
ロードクロンヌは4走連続、JRAのダート中距離重賞で好走。ただ、2、3着ばかりで勝利が遠い。地方の馬場でも力を発揮できれば、相手が少し楽になる分、大きなチャンスだろう。
クラウンプライドは実績上位。2走前のマーキュリーカップJpnIIIは2着、前走マイルチャンピオンシップ南部杯JpnIは9着だが、距離が短すぎた。中距離に戻る今回は巻き返したい。
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地方所属馬短評
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スレイマン(大井)はJRA時代、24年テレ玉杯オーバルスプリントJpnIIIで2着と連対。転厩初戦となった前走埼玉新聞栄冠賞では直線で悠々と抜け出して4馬身差で圧勝した。地方の馬場との相性が非常に良く、もうひと花咲かせることができそうだ。
ナイトオブファイア(大井)は今年の南関東3歳馬の中ではトップクラスの実力馬。2走前の戸塚記念で重賞初制覇。前走ジャパンダートクラシックJpnIは7着と相手が強かった。今回も古馬との初対戦なので楽ではないが、伸びしろは十分。
マルカンラニ(大井)はここまで18戦11勝、2着5回、3着1回という抜群の成績。現在3連勝中で、前走東京記念では5馬身差で圧勝し、重賞初制覇を飾った。初の浦和が鍵になるが、ダートグレードでどこまで通用するか注目。
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予想のポイント
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JRA勢、地方勢ともに魅力的な馬が揃った。なかでも中心はロードクロンヌ。アウトレンジやダブルハートボンドと好勝負しているのは大きい。父リオンディーズ×母父ブライアンズタイムという配合は、地方のダートグレードを3勝しているサンライズホークと同じ。初の左回りは鍵だが、馬場適性は問題ないと見たい。強敵はスレイマン。前走の勝ちっぷりが良く、JRA勢をまとめて負かす可能性もありそうだ。
※浦和競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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