重賞レース直前情報
■2025年11月06日
第59回楠賞(園田)

11月6日(木)に園田競馬場にて、第59回楠賞(3歳・1400メートル・16時05分発走予定)が行われます。今年は大井から2頭、川崎、名古屋、高知から各1頭が参戦。当日は4年前の優勝馬であるイグナイターの引退式が行われ、キャリアの後半でコンビを組んだ笹川翼騎手が大井所属馬で参戦します。昨年は岩手のフジユージーンが勝利。今年もスタート後の位置取り争いも、勝負どころからの仕掛け争いも激しくなりそうです。

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   過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は1勝、2着2回、3回1着。ただし、連対馬はすべて4番人気以内で、6番人気以下で3着に入ったのは23年の3着馬(川崎所属で8番人気)だけとなっている。前走が重賞で3着以内だった馬が1から2頭連対。各地の優駿競走に出走していた馬が1頭だけ連対しているのが面白い。最近2年は兵庫所属馬以外が3着以内を独占。兵庫所属で勝利を挙げた2頭(21年イグナイターと22年エコロクラージュ)はともに、2番人気の支持を受けていた。

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   出走馬短評
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タンバブショウ 昨秋のデビューから春までは3勝で大敗もあったが、夏以降は4戦連続3着以内と前進。前走は相手が悪かったかたちだが、距離短縮なら巻き返しが狙える。

ハーフブルー 大井からの遠征馬。北海道でJRA認定戦を含む3勝を挙げ、大井移籍後は5戦2勝で連対率100%。初めてのコーナー4回をこなせば首位争いが可能だろう。

ケイズレーヴ 名古屋からの遠征馬。通算14戦で3着を外したのは兵庫チャンピオンシップJpnIIの5着だけで、重賞4連勝中。安定感がある末脚が今回も期待できそうだ。

リオンダリーナ 2歳時は北海道所属で、園田プリンセスカップを含む重賞2勝。今年は大井の優駿スプリントで2着に入った実績なら、兵庫初戦の前走が大敗でも無視しにくい。

エイシンハリアー 2月の兵庫ユースカップを勝ち、ネクストスター西日本で2着に入ったが、その後の成績はいまひとつ。前走は勝利を挙げたが、ここに入ると厳しそうだ。

ホーリーグレイル 川崎からの遠征馬。北海道では2戦未勝利だったが、移籍初戦と2戦目を圧勝し、浦和のニューイヤーカップを勝利。今回の条件にも対応できるだろう。

ベラジオドリーム 通算14戦12連対で、北海道所属時を含めて重賞では2着6回、3着1回。2走前の名古屋・秋の鞍ではアタマ差2着だったが、地元コースなら勝機がある。

スマイルマンボ 大井からの遠征馬。北海道で2戦1勝から大井に移ってハイセイコー記念を勝利。ダート三冠では大敗したが、距離短縮と小回りでの一変には警戒が必要だ。

ラピドフィオーレ 2歳時に兵庫ジュベナイルカップを勝ち、今年は黒潮菊花賞と西日本ダービーを勝利。前走は逃げて2着でも、今回は差しに回れば一発が考えられそうだ。

ジュゲムーン 高知からの遠征馬。2歳時に北海道で4勝し、全日本2歳優駿JpnIで5着に入り、今年は高知二冠を含む重賞3勝。タイプ的にこの距離はプラスだろう。

キングスピカ 2歳時にJRA認定戦を2勝して、重賞で2着と3着が各1回。今年は春の重賞で苦戦したが、最近2戦は特別戦で善戦と復調気配があるようだ。

そのほか、ジーニアスレノンが出走する。

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 レースの狙い
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小回りコースだけに先行争いが激しくなりそう。その条件なら距離短縮がプラスに出そうなジュゲムーンに期待。ケイズレーヴはここでも差し脚を発揮できそうで善戦以上が十分。ハーフブルーはコース替わりが微妙でも、素質的に無視できない存在だ。ベラジオドリームは展開次第でも、相手なりに動けるとみて連下にマーク。ラピドフィオーレは距離短縮でも高知でのまくり脚を再現できれば上位まで。小回りコースが悪くなさそうなホーリーグレイルにも警戒したい。


楠賞重賞13歳登録馬 の出走表はこちら

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