11月27日(木)に園田競馬場にて、第68回園田金盃(3歳以上・1870メートル・16時25分発走予定)が行われます。兵庫ジュニアグランプリJpnIIに続く最終レースとして実施される大一番には12頭が出走。ここまで8戦無敗のオケマルが、初めての古馬混合戦でも通用するのかどうかが最大の見どころとなります。その相手は強力で、22年のこのレースの覇者ラッキードリーム、23年のスマイルミーシャ、昨年のマルカイグアスも参戦しています。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気馬は3勝、3着2回。23年は2→3→1番人気の順だったが、それ以外の3着内馬は1番人気と2から3番人気と6番人気以下の組み合わせとなっている。前走が重賞で2着以内だった馬が1頭だけ連対。また、2走前までに重賞以外で2着以内があった馬が1頭だけ連対している。
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出走馬短評
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メイショウハクサン JRAのダート中距離で3勝し、兵庫移籍後も中距離で3勝。地力的には上位といえるが、重賞では5回すべて6着以下となっている。
ブラックバトラー 門別で2歳重賞を勝ち、3歳時は北斗盃が1着で北海優駿と王冠賞は2着。摂津盃は6着でも、地力的に侮れない感がある。
オディロン JRAのダート1800メートルで4勝を挙げ、兵庫移籍後は白鷺賞を勝って4戦いずれも連対。7カ月ぶりの前走は2着でも、2戦目の前進には警戒が必要だ。
テーオーターナー JRA未勝利で兵庫移籍後は重賞で7回すべて4着以下は少々劣勢。ただし昨年のこのレースは12番人気で4着だった点は不気味に映る。
ナムラタタ 最近2戦は摂津盃を勝ち、笠松のオータムカップで2着と好調。今回は約2カ月ぶりだが、好成績が続く傾向には警戒する必要があるだろう。
アラジンバローズ JRAで4勝し、兵庫移籍後は昨年のサマーチャンピオンJpnIIIを勝ち、黒船賞JpnIIIで2着。この距離では新春賞を勝った実績がある。
スマイルミーシャ 23年のこのレースの勝ち馬で、兵庫ダービーを含む重賞6勝の実績は上位。昨春以降は2着5回と勝ち切れていないが、無視しにくい存在といえる。
マルカイグアス 昨年のこのレースの勝ち馬で、兵庫優駿など重賞6勝と実績十分。差し脚を長く使える点が魅力で、今回も仕掛けのタイミングひとつだろう。
オケマル 8戦全勝で、1700メートル以上の重賞はすべて2着に7馬身以上の差。今回は初の古馬相手でどうかだが、素質で押し切る可能性はある。
ラッキードリーム 22年の勝ち馬で、23年は3着。昨年は大井所属で1勝して今春から兵庫に戻ったが、休み明けの前走が大幅な体重減だったのは気にかかる。
そのほか、フラフ、タイキフォースが出走する。
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レースの狙い
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オケマルが古馬相手に通用するかどうかだが、過去の走りから考えると好位付けから押し切れると判断。まくる脚があるマルカイグアスが強敵だ。堅実に差を詰めてくるアラジンバローズが割って入る候補。休み明け2戦目のオディロンも押さえておきたい存在だ。相手なりに走るスマイルミーシャ、差し脚があるナムラタタを3連勝式の候補として挙げておきたい。
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