| 重賞レース直前情報 |
11月3日(祝・月)に門別競馬場で、第6回JBC2歳優駿JpnIII(2歳・1800メートル・16時50分発走予定)が行われます。JRAからはシーズザスローン、タマモフリージア、フルールドール、ジュウリョクピエロ、ケントンが出走。地方他地区からの出走はなく、地元北海道勢はエンドレスソロウら6頭が迎え撃ちます。2歳馬11頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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過去5年で3着以内に好走した15頭のうちJRA馬は7頭、地方馬(すべて北海道)が8頭と地方勢が優勢だ。どちらかの所属馬が上位を独占したケースはなく、JRA馬と地方馬をミックスして馬券を組み立てる必要がある。
JRA勢は基本的にキャリアが浅いため、クラスの実績だけでは判断しづらい。新馬や未勝利を勝ったばかりの馬や、ダート未経験の馬でも通用することがある。ダートで負けなしや、距離1800メートルを経験といった点がプラス材料になる。23年は1着フォーエバーヤング、2着サンライズジパングと、近年で最もハイレベルな年だった。この2頭は前走ダート1800メートルで標準レベル以上のパフォーマンスで勝っていた。
地方勢は前走サンライズカップ3着以内馬が有力。あとは他地区の重賞で好走している馬がいれば勝負になりうる。
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JRA所属馬短評
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シーズザスローンは4戦目、ダート替わりで初勝利。道中のペースがスローで、走破タイムも遅かったが、速い上がりを繰り出して7馬身差の圧勝。余力十分で伸びしろも大きそう。
タマモフリージアは京都ダート1800メートルの新馬を勝利。ゆったりとしたペースを好位の外で追走し、直線は悠々と抜け出して3馬身半差で完勝した。見た目は強かったが、相手に恵まれて時計も遅かった。間隔がタイトである点も気になる。
フルールドールは2戦目の未勝利(京都ダート1800メートル)で勝利。先頭で最後の直線に飛び込み、後続の追撃を振り切った。勝ち時計は平凡であり、ここではどうか。
ジュウリョクピエロは阪神ダート1800メートルの新馬を勝利。スローペースとなり隊列が一団となる展開。その分、レース後半のペースが速く、本馬はメンバー中最速となる上がりをマークして3馬身半突き抜けた。勝ち時計はやや平凡ながら、上積みが十分見込めそうだ。
ケントンは中山ダート1800メートルの新馬を勝利。3から4コーナーの中間でジョッキーの手が動き、やや外を回って直線に入ると、いい脚を使って突き抜けた。粗削りで勝ち時計もやや平凡ながら、長くいい脚を使うタイプだ。
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地方所属馬短評
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エンドレスソロウ(北海道)は3戦3勝。前走サンライズカップは2番手で追走し、直線は残り200メートルで完全に抜け出すと、そのまま押し切った。
スターシップ(北海道)は前走サンライズカップ2着。中団で追走し、直線で外に持ち出されるとしぶとく脚を伸ばした。展開が厳しくなれば十分出番がありそう。
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予想のポイント
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JRA勢にこれといった強力馬がいないため、今年も地元勢に十分チャンスがありそう。まずは前走サンライズカップ連対馬が有力。安定したレース運びができるエンドレスソロウと、末脚が武器のスターシップに注目。JRA勢は難しいが祖母にアムールブリエ(16年名古屋グランプリJpnIIなどダートグレード6勝)がいるシーズザスローンに注目してみたい。
※ホッカイドウ競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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