12月7日(日)に金沢競馬場にて、第61回中日杯(3歳以上・2000メートル・18時15分発走予定)が行われます。5年連続で連対していたハクサンアマゾネスが引退したことで、今年の11頭立てはかなりの混戦模様。今年2000メートル以上の重賞で好成績を挙げた馬も多く、絞るのが難しい感があります。昨年は7番人気のマリンデュンデュンが勝ちましたが、基本的には上位人気馬が結果を残す傾向。その人気順を推理する手があるかもしれません。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は2勝、2着2回だが、すべて近4年のハクサンアマゾネス。20年は2番人気のハクサンアマゾネスが1着で、2着に4番人気、3着に7番人気が入った。ハクサンアマゾネスは5回すべて重賞1着から臨んでいた。連対馬のもう1頭は前走が重賞以外で3着以内に入っていた。前走が1700から1870メートルだった馬が1頭だけ連対しているデータもある。
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出走馬短評
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ペガサスターボ JRA未勝利から大井で3勝を挙げ、JRAに戻って1勝して、船橋で1勝、金沢で3勝。快勝した最近2戦の内容なら、イヌワシ賞での2着以上が狙えそうだ。
ウェザーコック JRAと高知で各1勝を挙げ、昨年から金沢所属で4勝をマーク。今年の百万石賞で先行策から3着に残ったスタミナを発揮する可能性はある。
クーアフュルスト JRAのダート中距離で3勝を挙げ、2走前の金沢初戦を快勝して、北國王冠は4着でも地元馬では最先着。力量的にも改めて注目していいだろう。
ダイヤモンドライン 金沢デビュー馬で重賞タイトルは3歳時のサラブレッド大賞典だけだが、相手なりに動ける傾向。前走は距離不適で大敗したが、この条件なら善戦可能だ。
テイコク 川崎で新馬戦を勝って以降は低迷したが、金沢では大崩れが少ない成績。格付は下でも、相手なりに動ける可能性は考えられる。
プレシオーソ JRAのダートで3勝を挙げ、金沢移籍後は6戦すべて3着以内。イヌワシ賞では逃げ粘れず3着だったが、大きく崩れていない成績は注目できる。
マンガン 南関東で重賞2勝を含む8勝を挙げ、今春の金沢移籍初戦から6戦連続で連対して重賞を2勝。北國王冠は見せ場なく大敗したが、今回の条件なら巻き返しが狙える。
ナミダノキス JRA未勝利から金沢に移り、石川優駿を含む6連勝を飾って、今年は百万石賞を勝利。しかし半年ぶりの実戦では、少々割り引く必要があるだろう。
リュウノブレイク JRAで1勝し、兵庫で3勝して金沢でも3勝。百万石賞は大敗したが、休み明けの前走を圧勝した勢いには侮れないものがありそうだ。
マリンデュンデュン 昨年のこのレースの優勝馬で、デビューから大崩れが少ない成績が魅力。休み明けの前走を制して今回も注目できるが、初コンビの騎手という点は気にかかる。
そのほか、マーミンラブが出走する。
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レースの狙い
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クーアフュルストは移籍後の成績が良好で、引き続き首位争いが狙えそう。マンガンは前走で大敗したが、地元馬同士なら好位差しが狙えるとみて対抗に推す。ペガサスターボは連勝中の内容が良好で、ここでも首位争いが狙えそう。プレシオーソは今回も相手なりに動けそうで、再度の先行粘り込みに警戒しておく。マリンデュンデュンは主戦の松戸政也騎手が落馬負傷で乗替わりとなるが、地力的に押さえる必要があるだろう。
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赤見千尋の予想にのる
齊藤修の予想にのる