重賞レース直前情報
■2025年12月10日
第64回ゴールドウィング賞(名古屋)

12月10日(水)に名古屋競馬場にて、第64回ゴールドウィング(2歳・1700メートル・20時10分発走予定)が行われます。ここまでに東海地区で実施された牡馬が出走可能な2歳重賞は、笠松と名古屋それぞれのネクストスターのみ。笠松のヨサリ、名古屋のミモザノキセツとも地元無敗での戴冠を果たしました。両馬の対決がここで実現しますが、騎手はともに初騎乗。距離延長を味方に割って入る馬の出現も考えられ、出世レースは今年も白熱しそうです。

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   過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(21年までは旧競馬場の1600メートル)。単勝1番人気は3勝、2着1回。1・2番人気がともに連対できなかったのは21年(3→10→4番人気)だけ。同年を除き3着には5から8番人気が入っており、ヒモ荒れに警戒したい。笠松が【1-1-0-3】。連対した2頭は3番人気以上で、所属にこだわる必要はない。昨年は、第1回ネクストスター名古屋から勝ち馬を含め7頭が出走したが、1着は同レース不出走で2戦2勝のカワテンマックス。地方で負けていない馬は3頭が出走し2勝、2着1回で連対を外していないという傾向もある。

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   出走馬短評
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ハチハチローズ 6月にJRAでデビューし、ダートでは1000メートルで勝ち馬とコンマ9秒差という戦歴。名古屋の牝馬では上位の実力があるが、今回は相手が強い。

ブルーコスモス 門別1000メートルのJRA認定新馬戦を圧勝したが、その後は逃げても掲示板まで。名古屋転入初戦でも粘れず、さらに距離が200メートル延びるのは心配だ。

ゴールドレター デビューから3連勝したが、7着だったネクストスター名古屋をはじめスタートが決まるかどうかという現状。ただそれ次第で上位に食い込む可能性はある。

サンテオレンジ 名古屋900メートルの新馬戦が2着で、距離が1500メートルに延びたその後も3、1着と好調。持久力ある脚を使うタイプで1700メートルは向きそうな感がある。

ナゴヤバシリ 7戦2勝で3着以内5回の好成績だが、新馬戦ではスタートで大きく出遅れ、2走前は1番人気で9着。能力はありそうだが、若さが目立つ現状だ。

リトルリリイ 10戦して未勝利だが、近5走で2着1回、3着3回というのは評価できる。ネクストスター名古屋は6着でも、ミモザノキセツを深追いした印象があり、差し脚を生かす戦法なら侮れない。

ヨサリ 5月のデビューから地元笠松ではネクストスター笠松まで4戦全勝。主戦の渡邊竜也騎手が休養中のため乗替わるが、目下東海リーディングの塚本征吾騎手なら心配はない。

ミモザノキセツ 門別のJRA認定新馬戦を圧勝したが、名古屋に移籍した2走前が2勝目で、前走のネクストスター名古屋と連勝。前走ハナ差の2着馬が続く準重賞を圧勝したことからも能力上位は疑いようがない。

アストラビアンコ 北海道では2、3着計5回からの10戦目が初勝利で、続く名古屋初戦から8、5馬身差で2連勝。一気の相手強化でもノーマークにはしにくい。

その他、フルールドゥリュン、クィーンズジョリーが出走する。

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 レースの狙い
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笠松のヨサリにとって不安は初のナイターくらいで、連勝を5に伸ばす可能性が高い。相手はミモザノキセツ。ネクストスター名古屋では直線で気を抜く面が見られたが、初騎乗の今井貴大騎手がどう乗るかだろう。同馬の主戦でもある望月洵輝騎手が騎乗するナゴヤバシリが単穴評価。集中して走れれば二強とそん色ないはず。ゴールドレター、サンテオレンジ、リトルリリイを押さえに。


ゴールドウィング賞(SP1)2歳オープンの出走表はこちら

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